ご訪問ありがとうございます。我が家のもうすぐ大学生ASD長男&もうすぐ高校生片付けられない次男と子育て卒業できない母のお話です
長男、高校を無事卒業しました
卒業式は滞りなく・・・サラリと行われましたが、
生徒たちの姿を見ると、何となく込み上げてくるものが・・・
この高校で、長男は少しずつ、少しずつ育っていきました。
勉強はほぼしてないですが、
ほぼ知り合いゼロのアウェー環境ながら(だからこそ?)
自分なりのやり方で周りと関わりながら
少しずつ、少しずつ、社会の中での生き方を模索していたようでした。
ASDがあって周りを読むことが難しく
協調性、察するのもほぼ無理ゲーである長男ですが
「学校」という場所が好きだったことは一度もなかった母から見れば
多分満点以上💯 の社会生活を送ってくれたと思います
それというのも、長男は先生との出会いには大体いつも恵まれていて、
この高校でもいい具合に大雑把で何より先生であることを楽しんでるんだろうな
と感じられる、定年間際の女性の先生に3年間見守っていただけたことが一つの大きな安心感だったと思います
最初の1年は全く心を開いていなかった長男ですが
2年の後半くらいからは先生とのコミュニケーションも増え、
先生の想いも感じ取ることができるようになってきたのがわかりました
そして、多分長男が入学を決める決め手になった、
筋肉マッチョの部活顧問先生との出会いは
長男の青年期の他人とのコミュニケーションの基礎となる関わりとなったと思います
度々はむかったり、ADD丸出しの失敗の連続
そして一番大事な試合の前日にガラス戸ぶち破り事件で 先輩方に大迷惑をかけてしまった時も
厳しく指導しつつも、長男が逃げてしまわない程度に、チームで孤立しないように上手く手綱を引いてくれました
最後の大会を前に突如異動となってしまった後も
混乱するチームを支えるべく、陰に陰にサポートしてくださったこと
こういう経験を通して、
長男が周りからのサポートに気づくことができるようになり
感謝の気持ち
を持てるようになったと思うのです
これが、何にも勝る成果
だったと思っています。
・・・・
普通の親だと
ASDの子が友達を作れるのか?が一番の心配だと思うのですが
ワタシは友達はいなくても大丈夫 でも仲間は大切に
といつも言っています。
だって
友達作りって難しい
人に合わせることが難しいから
誰かのことを嫌いになったり、しなければそれで良いと思うのです
幸い長男はあまり人の悪いところを気にしません
その分誰かとガッツリ親しくなることもありません
でも、そんな長男と居るのが安心できてラクだと感じてくれる子がいたりします
卒業式の後皆で繰り出すことはしませんが
3年間つかず離れず同じクラスで過ごした似たタイプの子と一緒に
焼肉を食べに行った長男です
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式の後の最後のホームルームでは
先生が一人一人の生徒に卒業証書を手渡しながら
1人1人に対して、先生からのメッセージを話してくれました
本当だったら
クラス代表からお礼の言葉とか あるのが普通だと思うのですが。。。
エネルギー低めのこの高校では
そういうのもなかなかリーダーシップは取れる子がいないようで
何となくお開きになりましたが、
最後にクラスみんなでカジュアルな集合写真を撮ることはできました
みんな良い笑顔でした
卒業おめでとう