12日。東大は入学式でしたね。おめでとうございます♪

 

今年の大学院に入学する子達の多くは、学部の時に入学式が中止になり、その後、挙行されたものの、大きなホールでの入学式は今回が初めてになるので、感慨もひとしおだったことと思います。

 

私など、あまり「式典」は好きではない方でしたが、コロナ禍を経て、「人生の区切り」を意識する上で、こうした「形」に拘る「ハレの場」の大切さを改めて感じたように思います。

 

無事の挙行、良かった、良かった。

 

 

さて。すでに娘は東大を卒業して大学院に進学しているのですが、娘が東大に進学した事を聞いて励みにして東大に進学した後輩女子が二人いました。そして今年、また身近で大学に一人、大学院に一人、男の子が進学しました。

 

大学に進学した子は実家の御近所さん。

 

私は直接は知らないのですが、実家の親の所に、その子のおばあちゃんがよく遊びに来ては、「オタクの孫が東大に行ってると聞いた。ウチの孫もどうやら行きたいらしい。どうしたら行けるのか?」と聞きにきては井戸端会議をしていたのだと。実母が「そりゃ、勉強あるのみだわ」と折々で答えていたんだそう。

 

・・・いや、お母さん、娘がどんな勉強をしてきたかなんて全然知らないでしょ・・・と、その話を聞いた時には思わず噴出してしまったのですが、おばあちゃん同志で情報交換して励ましあっていたようで、合格した時には「トンで知らせに来てくれた」そうで、一緒に大喜びしたのだと。

 

 

受かったのも、努力したのも、本人(孫)たちなんですけどね(笑)

 

 

でもですね。なんだか、嬉しくなってしまいました。

 

娘の受験期には周りには東大に進学した子はおらず、遠方の先輩ママさんに大変お世話になりました。

 

合格した時も、周囲の多くは「おめでたいけど東大まで行って、その先どうするの?」という反応でしたし、御近所の東大卒のヘンなおじいさん達のおかげで実母も若干困惑気味だったんですよね。

 

それが、娘が進学して、それで自分も行けるかも・・・って頑張った子たちが毎年のように東大に合格していくとは!!!

 

近所のおばあちゃんも、孫が東大受験を言い出した時には半信半疑だったし不安だったんでしょうね。でも、あそこのウチの孫も行ってる!って話を聞きにきては、なんとなく安心してたのかもしれません。

 

合格した時も。東大生のおばあちゃん同志、気兼ねなく喜び合えて、嬉しかったんだと思います。

 

 

ああ。ずいぶんと、空気感が変わったな。

 

 

近しいうちの子が次々に4人も東大生になったので(娘を入れたら5人!!!)、実母などは「東大って難しいと思ったけど、結構、合格するもんだねぇ~。」なんて。本人達が聞いたら怒りそうなことを言ってましたが、この何年かで、東大進学に対しての周囲の空気感が変わってきたのがすごいと思いました。

 

 

また、その子達に続け!と思う子もいるでしょうし。

 

「田舎からでも東大に入れるものなんだな」って思う周りの大人たちも増えてるかもしれませんね。

 

 

娘の東大進学。この地域でのファーストペンギンの役割を、多少は果たせたのかもしれないな。