東大の合格発表が終わりましたね。合格されたみなさん、おめでとうございます♪

 

このblogは、保護者の方が見て下さってる事が多いのかなぁ?などと思っています。過去の話ですが、一例として参考にして頂ければ幸いです。

 

 

娘はすでに東大を卒業して大学院に進学しているので、何年も前の話になるのですが。地方からの上京勢にとって、ここからは「怒涛の新生活準備」が始まりますね。この時の忙しさと寂しさと嬉しさと、親元から手放す不安・・・今でも、とても大きな印象で覚えています。

 

 

我が家などは一人娘なので、それはもう寂しくて。引越し後の生活を考えたら不安と寂しさで夜中に目覚めるくらいでした。(スグ寝てましたが・・・)

 

 

今となっては、たまの帰省も、「来て嬉し。帰って嬉し。」 顔を見て「本人が健康ならそれでヨシ」という、悟りの境地?に達していて。研修などで海外に行っている時には少し不安ですが、子どものいない生活が「日常」になっています。

 

 

寂しさは、時が全て解決してくれます。

 

 

「寂しくて、心配で、子どもが上京してしまったらどうなるんだろう・・・」と。ご不安な方。私もそうでした。

 

ボランティアの人生の先輩が仰ってくれたのが「時間が解決するよ。」(笑)

 

 

本当にそうでした(笑)

 

 

まず、家事の軽減!!! 

 

子ども一人が減るだけで、食事の準備も洗濯も掃除も、「あれ?こんなに楽していいの?」って感じになります。

 

 

次に、時間の制約が減る!!! 

 

なんだかんだで長年してきた学校の行事もなくなり、急に何かを用意しなくちゃいけなくなったり、送迎を頼まれたり・・・楽しみでもあったけど困ることもあった「子どもの用事」がなくなると、一人暮らし初めた子も「自由だぁ~」かもしれませんが、親も「お、時間や予定を気にしなくていいって、もしかして、めっちゃ楽じゃない?」ってなります。・・・私はなりました(笑)

 

 

まだあります。

 

子どもの周りの付き合いで、学年が上がるにつれて減ってきたものの「知人」クラスの面倒な人達との「表面上のお付き合い」をする機会がなくなり(コロナ禍もあったんですが、地域の特性もあります)、本当に気の合う方とだけお付き合いすれば良くなった・・・天国???(笑・・・すみません、性格がアレなので・・・)

 

 

「自分でコントロールできる時間が増える」

 

 

子育ては、とても楽しく、子どもと過ごした時間は貴重でしたし宝物である事には変わりないのですが、やはり「自分」を二番手三番手に回していた事もあり、その荷が降りると、意外と重かったんだな・・・と。

 

 

そして、最大の心配でもあるけど、利点でもあるのが

 

「少々のコトを子どもがやらかしてても、目にしないし、口を出さないですむので、その場でのストレスがない!!!」

 

 

ええ、そうですとも。

 

大学在学中も、我が子はいろいろと、やらかしをしました。それは、子どもを一人暮らしさせなければ、起こらなかった事でもあるのですが(カギ紛失や終電寝過ごし・・・等々)、帰りが遅くなり心配して激怒するとか、不注意を叱るとか、まぁ、親として一緒にいればしただろう事を、後で知ったので冷静に話し合えるという。

 

単位がヤバかろうと、一限を寝過ごそうと、「見えない」というのは「無敵」ですね。

 

まぁ、無事だからこそ言えるんですけど。

 

「生きてさえいてくれればよい」のレベルに少し欲を出し「健康であればよい」「できれば、幸せであってほしい」くらいまでには悟ってきました。

 

 

子どもの一人暮らしの様子や失敗や、それに対応している姿を垣間見ると。

 

例えば、子育ての時に「こう育てたい」「こう育ってほしい」みたいに、親として意識してきた事よりも。

 

私達夫婦の価値観や考え方、お金の使い方、対応の仕方など、教えようと思わなかったり見せてきたと思わなかった部分の方が、子どもの中にしっかりと根付いてしまっているんだな・・・と。

 

子育ての総合成績表を見ているような気持ちになります。

 

 

後で聞いて、頭を抱えるようなこともありましたが。

 

 

我が家の場合は親がポンコツなので、子どもの失敗も、「まぁ、あの程度で済んでいるのは我が子としては上等!」という諦めがついてきました。 子育て総合成績表も、大きなトラブルを起こさない生活をできる程度には及第点だったのかな?

 

それでも1年くらいは心配しましたが、2年過ぎると許容範囲(諦めの境地?)が広がり、お互いに親離れ子離れしていくのだなぁ~と。

 

 

最近では、帰省してくるよりも、戻ってしまってからの方が「ズドン」と来るのですが、それはどちらかと言うと「心配」なのではなくて、「あとトータルで何日くらい一緒に過ごせるのかなぁ~」という寂しさなので。そんな時には、せっせと自分も自分の親に会いに行くようにしています。

 

 

子どもの巣立ちの時。親も巣立ちの時なのかもしれませんね。