佐藤健:京都ヒストリカ国際映画祭。るろうに剣心2日目。トークショーレポ | 佐藤健くんとマイライフ

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佐藤健くんだらけです☆

おはようございますキョロキョロ


昨日はトークショー最中にSUGARの予告がきて、びっくりしましたが、なんとかギリギリトークショーも終了し、観れたのですが、翔平さんのYouTubeは電車の中でみんなそれぞれイヤホンつけて聴いてました。


変な光景でした爆笑


無事聴けたのですが、電車の中だったのでもっとちゃんと観たかったし、スクショもちゃんとできなかったのでやりたかったのに…アーカイブ上がらない…


このままあがらないのだろうか…


神番組だったのに…ぐすん



いつか上がることを期待したいけど、あんなビッグメンバーなのにネットニュースにもならないし…なんかあかんのかな…


ええ〜〜〜


とちょっと残念な気分の朝ですが…




昨日は京都ヒストリカ国際映画祭のるろうに剣心5作品一挙上映の2日目。


昨日のタイムスケジュールは…



びっしりwww笑


今回は前回よりもお昼の時間しっかりありました。


トークショーは聞き手に昨日に引き続き飯星景子さん。大友啓史監督とリモートで時代考証の大石学先生。

またまた、最初の数分写真撮影OKでした。




もう、大石先生最初っからテンション高くて、言いたいことあり過ぎてwwwって感じでした。

レジュメもちゃんと用意されていて大学の講義みたいwww


そこにめっちゃメモ取る私www

大石先生と大友監督は龍馬伝から関わっていてADさんとも繋がっていて、ちょっとしたコトでも質問が来たり、意見を交わしたりできてすごく仕事がやりやすかったそうです。

前回、その考証を入れた設定まとめのようなものを見せていただけて、あれをほんとに本にまとめて販売してほしいです。

めちゃめちゃ歴史的にもわかりやすく、教科書では習わない当時の習慣だとか言葉遣いなどのメモもあり(この時代にこの言葉は使っていたか?など)すごく素晴らしい資料だと思いました。


時代考証するのに、日常生活とか平穏時の考証をするのが実は一番難しいそうです。

るろうに剣心の面白い所は、幕末から明治にかけて
人々の地位や立ち位置が変わってゆく所。

幕末勝者だった人がそのまま勝者として活躍している、伊藤博文や大久保利通などがいたり、敗者から勝者になった斎藤一、勝者だったのに敗者となった志々雄、庶民から敗者になった、方治や宗次郎、敗者から敗者の御庭番衆、など、時代の流れによって立場が変わる展開が面白い。


そして、新選組が鳥羽・伏見の戦いで鉄砲で戦ってたと表現した映画はるろうに剣心が最初だ、と先生のテンションは上がる。笑

歌舞伎のシーンでなかなか使えそうな面白い歌舞伎のネタがなくて、オリジナルを考えるのに、抜刀斎って実は抜十斎て漢字でそれをもじって、抜九斎てのやったら面白くない?って先生が監督に提案したら、面白いと思ったらすぐ取り入れてくれる所が大友組の良い所で、先生はすごくやり甲斐があったそうです。


そして、先生実はすごーく志々雄の役がやりたかったらしく、配役が決まってなくて目が印象的な人を使いたいって聞いて、ずっと自分を推薦してたそうで、選ばれなくてガッカリしてたんですって。

本気で志々雄やりたいって思ってたとこが何ともお茶目www

大火編でニセ志々雄が出てきた時にヤラれたwwwと思ったそうです。笑



そして、いままでるろうに剣心は脚本は二人で書いてたのに最終章は監督一人になっちゃったのは理由があるのか?という先生からの質問に、

監督はるろうに剣心で一番やりたかったのは『漢』の世界。勝ったのにるろうにになって、目に映る人々を幸せにしたいとか侍の痩せ我慢の美学を描きたかった。…がこれを書ける人がなかなかいなくって、一人になってしまった。

しかも、FinalとBeginningは同時進行してて、Finalは割とオリジナルに近い内容になっていて、時間がギリギリでFinal撮りながら、Beginningの脚本を書く、FinalとBeginningの繋がりを考えながらだったので監督しか書けなかったそう。




一作目の鳥羽・伏見の戦いから始めたのはなぜ?の問いに、


象徴的なシーンにしたかった。

剣心は勝者なのに肩を落として去る。

そして、贖罪を背負って生きていく。まさにるろうに剣心の象徴。

そして、Beginningでまたこの鳥羽・伏見の戦いのシーンで終われた事はすごく自分でも誇りだ、と思ってるそうです。


煉獄のシーンは原作にはあそこまで描かれていなかったのに映画であそこまで出したのは何故?の問いには…



原作では左之があっさり爆破して終わりなんだけど、原作者の和月先生も煉獄の資料がなくて描けなかったから、和月先生の描けなかったものを具現化したくて作ったそうです。


志々雄の登場シーンの地獄絵図は、ジャッキーチェンの『新ポリスストーリー』をやりたかったそうです笑


あそこも坊主に拝ませてるのに警官を殺すのは皮肉ってるとこもあり、また明治の世になり食っていけなくなった坊主を飼ってやってるっていう感じも出したかったそうです。



最終章に関して巴の日記は映画内で写してるとこ以外にもっと沢山あって全部のページを実はちゃんと書いていて、大石先生が考えてたそうです。

すごーーく大変だったそうです。

いつか、るろうに剣心博物館とか作ったら飾ってほしいって。笑

私達も見たいんですけど!!

レプリカでもいいので見せてほしいですー!

そして、あれのナレ録りは結構沢山実は入れていたそうで、現場ですぐ録ったりもした(剣心との家の現場でも控室で後で録ってたとあいな里山公園の担当の方も言ってました)

…で後日やはりあの言葉を入れたいとか思ってナレ録りすると当時とはやはり全く違うくて、どうしても感情が乗らない。

最終的には言葉だけをツギハギして合成して、浮かないように調整したりしてるそうです!!


細かい!!

そして、更に!最終日の12月28日の日のナレはFinalとBeginningでニュアンス変えてるそうです!!

Finalは縁を励ますように、Beginningは哀しみが出るようにしてるらしい。

すごい!!✨



そして、Beginningでの巴がつける十字傷の付け方。


原作では偶然巴がつけるのですが、あんなにきれいにあの位置に偶然ではつかないだろう、と言う事で原作のプランは実行なし。

監督が本を書きながら、手を添えるのを思い付いて、清里が付けた傷を愛おしみながら剣心と愛し合ったように、最期の力のない巴に手を添えて傷を二人で付けるのはどうかと健さんに聞いたりして、彼もいいと言うので決めた。

監督とかスタッフで男同士でシミュレーションもしたらしい。笑。どお?いい?って笑

男同士でシミュレーションしてイメージ沸くかなぁ?笑



監督はるろうに剣心を撮り終えると、現場では興奮してるし、感覚が麻痺したようになるので冷静になれないし、どれも満足いった感がない。

ちゃんと撮れてるか編集まで時間を空けて冷静になってから観る。→ちやんと撮れてた!ヨカタ!となるそう。



後、新選組との戦いを描いたのは大石先生にはすごく良いと思ったそうで、あの当時は新選組の勢いはすごく、めちゃめちゃ強かった。


池田屋もあっという間に決着がついた。(でも本当は倒幕派は10 人以内くらいだけど笑。谷垣さん派手に人数入れ過ぎwww)

戦い方も詳しく記録が残ってるわけではないが、足を狙って切り込む戦法はよくつかわれていたそうで、3段突きも本当にあった戦法。

宗次郎と沖田総司は実は似ていて(そりゃ、宗次郎は沖田総司連想のキャラだもんね)縮地みたいな一歩で数歩進むような速い足運びは重なる所があるそうです。


(この辺りの新選組の話では新選組好きの私の頷きが凄かった笑)

先生は最後にるろうに剣心の素晴らしい所は、
江戸から明治になって人物の立ち位置、立場が変わっていくのが面白い。
そして、政治的な成功の幸せより、美味しいご飯を食べたり、みんなで笑い合ったりする日常の幸せが素晴らしい、というのを描いているのは今のコロナ禍の時代にも通じる所がある。

間違いなく映画史に残る名作です。とのこと。

そして、先生が望んでる『るろうに剣心のスピンオフ』はすごい大変だから監督は撮る気力ないみたいでした。笑。

宗次郎のスピンオフ観たいですー!

本当に素晴らしい企画をありがとうございました。

前回に引き続き参加できて幸せでした。

またこのような機会がある事を願っています。


ざっくりですが、京都ヒストリカ国際映画祭のるろうに剣心のトークショーのまとめでした。





長々と読んでくださってありがとうございます。

るろうに剣心の映画に出会えて本当に幸せにです。


では…今日も頑張ってこ!!





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