佐藤健:『リアル』同時再生鑑賞会 | 佐藤健くんとマイライフ

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佐藤健くんだらけです☆

おそようございますキョロキョロ

昨日は『リアル』の同時再生鑑賞会でした。


ロケ地になった国立科学博物館。

ここ、何時間でも居れる。



あまり、観たことある人は少ないかも知れませんが、私は大好きな作品で、すごい違和感が気持ち悪くて気持ちいいんです。

頭で考えずに感じろって感じの映画ですが、ついつい考えてしまう〜!

この映画は自殺未遂をした淳美が意識不明の昏睡状態になり、目を醒まさせるために、淳美の意識の中にセンシングという機械で入り込んで淳美を連れ戻すというお話で、意識の中と現実を行ったり来たりしていく内に意識の中と現実が交錯していく。


例えば衣装。
浩市は色は微妙に変われど、常にセットアップ型。

一方、淳美は何回か衣装のイメージが変わる。


それも話の中の鍵となる。


落ち着いて淳美と話をする浩市。
一つ一つの会話の言葉遣いに丁寧に淳美に伝えようとする。


でも、段々と追い詰められて行く姿が本当にたまりません。





そして、兎に角健さんが美しいんです。


そして、中谷美紀さんの声もいい。
落ち着いた独特のトーンでゆっくりと滑るように滑らかに言葉がするすると滑ってくる。

…ような感じ。
とても心地良いのです。



ラストに近づく程に浩市の顔つきが辛そうで焦ってるし、鎖骨に汗かいてるし、素晴らしく美しいのです。


ずっと子供の頃からの罪の意識に囚われ、贖罪の思いが顕になる。

本当に不思議で面白い作品です。

何より、淳美と浩市の部屋は、映る度に間取りが変わったりして楽しい。

床が真っ黒なのに、そこに映る光や影がゆらゆらと揺れていたり、奥に何故か水面の光が見えたり、壁だったところに急にドアができたり、壁もなくなって部屋になったり、水が溜まったり段差ができたりなくなったり…

まだまだ、あるのですが、それを探すのも楽しいです。



車に乗ってる時の車窓の背景は全て違和感満載の合成。

浩市の心情をすごく表してます。

ただ、解らないのが、首長竜の絵を探すために淳美のトランクルームを訪れ、絵を探してる時に後ろのロッカーの扉がゆっくり開く。

誰も居ない。

浩市が閉めて帰ろうとするのだけど、エレベーターには…


あのシーンは何なんだろう?

なんでひとりでにロッカーの扉が開いたのか。

単に“モリオ”とのファーストコンタクトだったのか。

常にお前を見ている…的な?

う〜ん。それでいいのかな?


ずーっと何かを片付けている淳美のお父さん。

放置されたままのリゾートランドの建設予定跡地。

ゴミをどんどんそこに捨てていく。

所々に残されている“飛古根島”リゾート開発反対の看板。

朽ち果てた車。

じっとこちらを見つめるずぶ濡れの少年。

首長竜の絵。

漫画を描き続ける淳美。

所々で出てくる水。

お母さんとの会話。

すべてが浩市の贖罪。


あ!!あと、これ書かなきゃ。

『フィロソフィカルゾンビ』これ最高に気持ち悪くていい。

光のない真っ黒な瞳で視点が全く動かなくて、肌はピカヌルしててゆっくり迫ってくる…

これもかなりの気持ち悪くて気持ちいいでした。





原作があるのですが、これは原作と映画の設定が全く違うので、原作も是非読んでみてほしいです。

“モリオ”の事がもっと解るかも。




美しい浩市………



丁度ぴったんこカンカンではるかちゃんと出てた後だったのでなんか二人のギャップが楽しい。



楽しい企画をありがとうございました。

来週は『BECK』です。

これまた懐かしいwww!!

参加できるといいな。




いつもの、るろペディア。


さ、おやすみです。

残りの今日も頑張ってこ♫