おそようございます

昨日は『世界から猫が消えたなら』同時再生鑑賞会でした。
始めからハンカチ握り締めて待機しましたよ。
私が最期に観たい映画です。
上映期間中に2泊3日でロケ地巡りをして、北海道のフォロワさんに沢山案内していただいて、本当に思い出深い作品です。
もう、内容わかってるから余計にオープニングだけで泣ける


穏やかな音楽がこの映画にどんどん滲み込んでする感じがして、すごく心地よい。
穏やかに始まったら、程なく早い段階で頭痛の音がくる。

私はこの頭痛の音がすごく怖かったなぁ…
映画館で何回聞いてもここでビクッてなる。
すごい痛みを表現していて怖い。
その後のふわあ〜と浮いていく表現に最初は『?』ってなったけど、このふわあ〜の後にガシャーー!って転げる現実感とのギャップにまたまた怖さが…

自分の病状を聞いて、取り乱すとこもすごい突然でびっくりしたなぁ…
でも、実際はそんな事をすることもなく、“クリーニング屋さんのポイントがあと一つで無料券と交換できるのに”とかそんな事を考えてしまうとか、あのタイミングで詰物の銀歯が取れちゃうとか。更にそこで深ーい溜息とかほんとにしみじみわかるなぁ〜って…
帰宅すると自分とそっくりな『悪魔』がいる。
なんしか、たけクラには画面に二人も健さんがいる!という幸せ画面〜


原作ではアロハシャツを着たノリノリなチャラい感じ。
でも映画では実は指が長い悪魔。

この指は特殊メイクでこれを着けると悪魔のスイッチが入るらしい。
後は衣装のパンツの長さや太さなんかが違うらしい。
ちゃんとキャラ分けされています。
明日死ぬと言われて、生きたいなら世の中から1つずつ何かを消していくという悪魔。
『何かを得る為には、何かを犠牲にしないとね。』
ずっしりとのしかかる言葉。
何かをすると、何処かに何か起きる。
風が吹けば桶屋が儲かる?違うか。
別れた彼女と出会いのきっかけになる電話を消そうという。
結局電話が消えると出会いのきっかけもなくなる。

彼女は知らない人になる。
映画は無限にある。だからこのやり取りも永遠に続く。
…なのに、映画が消える。
“僕”が死ぬと知って必死で最期に観るべき映画を探すも、見つからないと泣くツタヤ…
もうここで毎回涙腺崩壊

そして、このレンタルビデオ屋が本屋になる表現が好き。

そして、何より“僕”の可愛さがすごい!!

丁度男っぽさと可愛さの狭間期で監督の永井聡さんも、宣伝で久しぶりに会ったら顔が変わってた、と言う感じでこのせか猫が可愛い健さんの最後だったのかも?
ほんと兎に角可愛いwww

この、彼女と初めて会うときの、こくこくって2回頷くとこめちゃ可愛い〜!!

ツタヤに微笑む顔とかすごい可愛いwww






猫を消そうと言われたときの悩める顔とか…

このシーンとか!!

たまらん可愛いなwww







アルゼンチンのシーンもいいなあ…
うちの夫は観て観てとずーっと言い続けてた私の要求をスルーし続けていたので「ほな、観たるか〜」と言って見たのですが、場面転換に戸惑ったらしい。
ここもその1つかも。
ワインにとろ〜んってなってる“彼女”がいいなあ…

健さんのLINEができたきっかけの『せか猫』。
当時実家のご家族から送られてきた、ぷちろーさんとこちろーさんの写真(笑)
大切な人との繋がりが消え、ただ生きていく事に生きていく事の意味を考え、行き着く答え。
最後は“悪魔”は“僕”だった事を知る。
受け入れられない“死”。
生まれたら必ず訪れる“死”について考えさせられる映画です。
それが解ってやっと全ては元通りに。
そして、“僕”は最後の手紙をお父さんに書いて、キャベツと帰省します。
死んだらどうなるのだろう?
居なくなっても世界は変わらない朝を迎えるのだろうか?
でも、確実に関わってきた人たちにとっては決していなかった時に戻るわけではない。
確実にその人は『居た』のだ。
決して同じ朝を迎えるわけではない。
確実に変わる。
“彼女”も言っていた『出会えて良かった』
だからこそ、『生まれてきてくれて、ありがとう』なのだ。
ああ〜……本当にいい映画だ…
書いてる今も涙が出てしまう…
先にも書きましたが、上映中にロケ地になった函館にロケ地巡りに行けました。
優しい頼りになる北海道のフォロワさん二人に案内してもらってすごく充実したロケ地巡りになりました。
なかでもここ


なかなかなんの特徴もなく、ただの住宅街に見えたのですが、メイキングに近くの神社?お寺が写っていたので、それを手掛かりにフォロワさんのお友達(たけクラではない(笑))がここじゃない?と送ってくれた情報を元に発見!!
もう、盛り上がりまくり!!
キャーキャーしてたら目の前のお家の方が出てきてくださり、ロケ当時のお話を聞くことができてすごく楽しかったです。
こういう交流も楽しい。
冒頭のこのシーンの場所にも感動…


かなり、草木が育ってましたけど…この景色〜
ここでも目の前のお家の方が出てきて、お話を聞くことができました。
本当にここの方は皆さん優しい…
ここも必死で画角合わせたかったけど、カメラの性能と撮る位置もとても合わせられなかった〜

ちょっと私が育ってきた『神戸』と似ています。
坂と海と洋館。だからかすごいしっくり馴染む〜



まだ映画を観に行ってないと仰っていたママさんにフォロワさんがパンフレットをプレゼントしました。
何度も映画の中に出てくる路面電車。

本当に皆さん優しい!!!
仕事中なのに説明までしてくださって本当にありがとうございました!!!
カンでこの辺持ってなかった?と言って持ってみて、帰ってからまた映画館で見てみたら合ってた!!という吊り革(笑)
他にもたけてれで出ていた場所や、撮影中に健さんが行ったごはん屋さんや、火曜サプライズで宮﨑あおいちゃんと行ったお店など、2泊3日で行きつくしました!!!
本当にありがとう〜!!
濃密な3日間を過ごして最後の別れの時は空港で抱き合って泣いてしまう私達(笑)
函館のロケ地自体は狭い範囲でやってるので沢山回れます。
また、自由に行き来できるようになったら是非函館にも行ってみてください!!
では、ながながとすみません。
残りの今日も頑張ってこ♫
あ、販売はしてませんので!!