【めがね留め】
【ピン曲げ】
と言うものがあります。
イヤリングなど、ビーズを
ブラブラと繋げる時に用いる技法ですが
この違いはなんでしょうか?
ワイヤーを使いビーズを留め繋げるための手法
シャンク巻きとも呼ばれ、ビーズとビーズを繋げるために
ワイヤー(針金)をクルクル巻き留めます。
矢印の部分を作る技術です。
針金を切って、ビーズを入れて巻き付ける作業
◆使用するワイヤー
手軽に手に入るものは
アーティスティックワイヤー
10ヤード(約9メートル)で600円位
オリジナルアクセサリーレッスン受講生さん作品
ピンを使いビーズを繋げるための手法
9ピン
Tピン
繋げる最後のビーズに使います。
左:9ピン 上下にビーズをぶら下げることができる。
右:Tピン 一番下にぶら下げるためのもの。
ピン曲げのやり方は
ビーズをピンに入れ
ビーズの穴から0.8㎜ほど残して
カットしたピンを丸めます。
矢印、すべて9ピンで繋いだものです。
ピンワークは、丸める作業です。
◆使用する9ピン
5グラム(約70本)で100円位
※太さ×長さにより金額が変わります。
◆コストで考えてみる
イヤリング1セット作るだけのことで考えると
コスト的には、9ピンの方が安くなります。
ですが、ピンワークは、9ピンとTピン
2種類用意しなければなりません。
しかし、1袋100円程度
2袋購入しても
アーティスティックワイヤーよりも
安価です。
◆それぞれの短所、長所
ピンワークの短所
・まん丸な輪を作り
隙間なく丸めるのにコツがいる
・使用中、ピンに負荷がかかると
丸めた輪が広がってしまい
繋ぎが取れてしまうことがある。
作る時にも注意が必要!
輪の隙間があいていてはなりません⇩
このくらいの隙間でもNGです。
薄紙1枚でも入るとダメと言われます。
コツがいります。
ピンワークの長所
・軽やかなイメージでビーズを繋げられる
・一回に揃える材料のコストが安く済む
*~*~*~*~*~*
メガネ留めの短所
・手順が多い
例えば
ワイヤーをやっとこに巻き付けて
やっとこを持ち替え
巻き付けて・・・
というような手順を覚える必要があります。
・最後の処理の切った後のワイヤーを
つぶすという作業が、すべってやりにくい
・9ピンに比べ、メガネ留めの方が繋ぐ距離
ワイヤー部分が長い。
上:メガネ留め
下:ピンワーク
同じサイズのビーズですが
メガネ留めの方が、長くなっています。
メガネ留めの長所
・繋げたものが外れる心配がない
・力は、あまりいらない
*~*~*~*~*~*
それぞれの長所、短所お伝えしました。
自分に合う方法はどちらと思いましたか?
それぞれに良さや悪さがあるので
自分がやり易い方法や
デザインイメージに合う方法で
使い分けをすると良いと思います。
私がこれまでたくさんの方に指導してきて
思うことは
ぐっと力を入れることが出来ない方
握力が少ない方は、
めがね留めの方が向いていると思います。
めがね留めは壊れにくいので
販売する作家さんにもおすすめです。
ビーズミシェルでは
ピン曲げやめがね留めだけに特化して
学べるレッスンを毎月開催しています。
自分一人ではどうしてもうまくできない。
という方々に喜ばれています。
めがね留めや
ピンワークが学べる
金具の留め方レッスン募集中!
~このレッスンで学べること~
★丸カンをピッタリ閉じる閉じ方
★9ピン、Tピンの壊れないきれいな丸め方
★メガネ留めの上手なやり方
★ピンワークまたは、めがね留めの
どちらかお好きな技法でブレスレッドを完成させます!
詳しいレッスンの内容は
基礎を学ぶ”金具(丸カン)の留め方・めがね留め”レッスン下北沢で毎月開催しています!
オリジナルアクセサリーを作る
「アクセサリー相談室」
Beads.Michel(ビーズミシェル)
金田美里でした。
2019.4.21 2019.10.7加筆修正済み