お久しぶりです。

夏休みが終わって、10日経ちました。

 

私は、子ども達は朝7時過ぎには家を出るので

その時間から私は自由時間なので

 

とても静かな家で

ゆったり、

お仕事をしたり家事をしたりしています。

 

しかし、夏休み初日には

いつも通り起床した子供達に、

『おかーさん、〇〇していい?』

『お母さんこれ食べていい?』

『お母さん(宿題)ここ分からん!』

『お母さん音読しまーす!』

『お母さんお茶入れてー』

 

 

いやいや・・・

何回お母さんて呼びますの⁉

朝の9時の時点で、

もう騒がしい!!

 

我慢できずに、

お母さん呼びすぎやろ‼

っと叫んでしまいました。

 

 

まるで、

何回“お母さんと呼べるかゲーム”

をしているかのように呼ばれ、

午前中にぐったり疲れたのを覚えています。

 

 

さてさて、

そんな夏休みも終わりゆっくり過ごせる毎日がやってきたので久しぶりに、思い立って書いています。

 


先日ネット記事で、

“子どもの自己決定を見守る子育て”

という見出しの記事を読みました。

 

それに対して、

少し思いだすことがありまして、

私が感じたことを書き残しておきます。

 

 

 

すでに、2か月ほど前のことですが、

毎月2回ある色彩知育® 教室のワークを子供達としていました。

 

その日は、

“日本の蝶の色を表現しよう”

というワークでした。

 

「日本の蝶っていろんな蝶がいるんだね!」

「羽の色はどんな色があるかな?」

「右と左の模様は違うかな?」

と最初にいろんな蝶の写真を見てインプット

 

そして、

和紙をちぎって自分の作りたい蝶の羽を自由に作るというワークでした。

 

虫取り大好きな息子は、

この日、

蝶の観察を真剣に

羽にある色をたくさん見つけていました。

そしていざ、製作が始まると・・

途中でものすごく不機嫌な顔になり

手が止まりました。

 

どうやら、

羽の形が上手くちぎれなかったようで、

「こんなのが作りたかったんじゃなかった!」

と怒ってやめてしまいました。

 

 

よくあることなので、

「どんな形にしたかったの?」

と聞きますが、

本人もよくわからない様子・・

 

 

話を聞いていると、

蝶には片方に2枚の羽根があるけど

下についている羽の形が

イマイチ定まっていなかったようで、


和紙をちぎるのも難しく、

上手くいかなかったようでした。

 

そういう事もあるよね‥

蝶の写真見ると、

確かに下の羽根の形分かりづらい・・

 

 

という事で、息子やめてしまったので、

「お母さん続きやってみていい?」

と確認をとり、

OKが出たので引き継いで残っている和紙で

蝶を作ってみました。

 

 

これ難しかった~

 

まず和紙を思い通りちぎるのが難しい

ハサミで切ってものよかったんでしょうけど、ワークシナリオが

“指でちぎる”

になっていたのでちぎってみましたが、

思いのほか難しかった。

 

これは7歳にも難しいかも・・

ハサミ使ってもいいよって

言ってもよかったかな・・

と思いました。

 

そして、蝶の色!

絵の具で、

オオムラサキのような

深い青の色を作りたかったんですが


和紙に塗るとちょっとイメージと違った色になったりして、難しかった!

 

何とか試行錯誤しながら完成したのがこちら

(非常に恥ずかしいですが・・)

 

 

 

イメージを形にするって難しい

でも出来上がりを見ると楽しい!

達成感も感じる!

 

息子は私の試行錯誤した蝶をみて

すごーいっと言ってくれました。

(ありがとう笑い泣き

 

 

そしてその蝶を

ひらひら飛ばせて遊んでいました。

息子と

なぜ、嫌になったのか

振り返りのお話をして、

 

 

 

・蝶々普段よく見ているけど羽の形はよく見ていなかったこと

・特に下についている羽は重なってよく見えていないこと

・次に蝶を捕まえたら羽を観察してみる

・和紙を指でちぎるのは難しい

・先に鉛筆で線を書いてからちぎれば、上手くいったかも

 

そんな話ができました。

 

通常の製作の授業なら

「最後までやろう!」

と促すと思いますが・・

 

ここは色彩知育®教室なので、

子どもが自分で決めたことを見守ります。

 

習い事や、学校ではどうしてもやり切ることを求められると思いますが、


“やらない”


ということを決めた。

それを実行する。

経験することも教室では大事にしています。

 

それを、実行したことによって

どうなったか・・それを経験する。

 

 

今回でいうと、

自分で作品を作ることはできなかった。

でも、

振り替えりで話したことを息子は気づくことができました。

 

 

 

大人は、経験豊富で

ついつい先を見据えて


最後までやった方がいい、

こうした方がいい


といろいろ言ってしまいますが、

それもこれまでの経験でわかること、

 

同じように、失敗をしても

子ども達も自分で体験して

その経験がその子をつくっていくと思います。

 

 

因みに、制作をやってみた私は、

 

和紙ちぎっるの難しい~

色付けが思った色にならん~

素材に合わせた色づくりも必要なんやなー

和紙の作品作っている人すごいな!

 

という体験をすることができました。

感じることは人それぞれ違うと思いますが、

やる、やらない、

どっちを選んでも、得るものはあります。

 

 

 

子どもの自己決定を見守るうえで、

最後までやり遂げさせた方がいいのでは?

という気持ち、

私もなくはないんですが、

 

でも

大切なのは、

本人がどうするか決めることだ

と自分に言い聞かせています。

 

 

最後まで、やり遂げれば

成功体験として

経験が積み重ねていかれるでしょうし、

自己肯定感の育みにもつながります。

 

逆に、失敗して途中でやめたとしても、

そこでその失敗を乗り越えるには

どうすればよかったのか、

やり方や目標が自分に合っているとも限らないので考えるきっかけになったり、


成功しない方法が一つわかったという事にも

繋がります。

 

ここでは、大人のフォローの言葉がけも大切だと思いますが・・

別のことに興味を持ったり関心を持つきっかけにもなるかもしれません。

 

 

なので、

お風呂いつまでも入らない!

宿題しない!とか、

思い通りに動いてくれなーい‼

とイライラする、

お困りのお母さんもいると思います。

 

 

一度、

子どもの自己決定見守ってみるのも

いいかもしれません。


例えば、今日は

宿題しなさい!

と私は絶対声をかけない。

その結果、どうなるのか。

 

子どもは、朝起きて宿題をするのか・・

学校で気づいて、急いで朝やるのか・・

はたまた、やらずに

「忘れました!」というのか

 

そして、どうしたのかお話を聞いて

結果、子どもはどう感じたのか、

「帰ってすぐ宿題すればよかった」

というのならば、

じゃあどうすれば、

すぐできる習慣がつくのか一緒に考えて、

その話を楽しんでみるのも子育ての醍醐味だと思います。

 

 もしかしたら、

宿題やらんでも大丈夫だった!

そんな結果もあるかもしれませんびっくり

 

私も意識していないと、

「ちゃんとやりなさい!」と言ってしまいがちなんですけど、

“子どもの自己決定を見守る子育て”

というワードを見て、

 

難しいけど、

大事なことだよなーと思っていたので、

感じたことを書きました。

 

長々読んでいただき有難うございました。

 

 

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色彩知育®教室は2025/8/1より

kashiko™教室に変わりました!

 

やっていることは変わりませんが、

呼び名の変更です。

詳しくは一般社団法人日本こども色彩協会HPをご覧ください。

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