こんにちは
こども色彩知育インストラクターの
いとうゆうこです。
少し前になりますが、
色彩知育のホームクラスをやった時
大荒れになった私の心の内と
大切にしてることを綴っておきます。
その日のワークは、
ライオンの色🦁を観察して
ライオンにどんな色があるか見つける
そして、その色を
24色のクレヨン🖍で作って
塗ったり描いたりする
というワークだったんですが、
始めの、ライオンをよく観察は
すごくよ~く観察していました。
珍しく・・普段ぱっぱと終わるんですけど・・
そして
見つけた色をクレヨンで作ってみよう!
になると‥
5歳の息子
「イヤ、クレヨンに色がついて
他の色がつく」
青を塗っているクレヨンの上に
赤で塗ると、
赤いクレヨンに青がついて、赤がきれいに塗れなくなるこれがイヤだと。
そして、
クレヨンを指で擦ると
色が混ざるんですけど・・
「イヤ指にクレヨンがつく」
そして、しまいには
「見つけた色は描きたくない!」
ときました!!
母としては、
イヤイヤ言われて内心カチンカチン
(なに~)
(さっきまで、
ライオンの色すっごい観察してたやん!
せっかく見つけたのに、何でその色作らんのよ!)
って言ってしまいたい!
作るのやってほしい!
クレヨンで混ぜてみてほしい!
親の気持ちとしては、
わが子がシナリオ通りやるのを見てみたいです。
しかし、
その場にいる私は、母であり講師です。
脳科学的に
何でやらないの?やりなさい!
この言葉が、
子供にとって、全く効果のないことは知っています。
今はできなくとも、
いずれ、
自ら学習していく力のある子供に育てるには
好きや面白そう という気持ちから、
自分でやってみたいという気持ちを引き出し、
自らやるそして、できた!やってやたぞ!
という気持ちを
何度も繰り返し経験させてあげることが必要。
そのことを、私は学んでいます。
なので、
ぐぐぐぐっと我慢・・・
(さっきまで、ライオンの色すっごい観察してたやん!は声に出てしまいましたが・・)
息子に
「何が描きたいの?」
と聞きます。
「公園!」
「そうか、公園が描きたいんやね。じゃあ描いてみて」
保育園や学校で「友達の絵を描きましょう」
と先生が言ったとして、
全然違う絵を描いていたら
怒られるか、やり直しさせられるかもしれません。
しかし、
色彩知育® のお教室では、
それはありません。
作品を完成させることが
目的ではなく、
ワークをやっている過程で、
お子さん自信が、
気づいたり、考えたり、創造すること
それが一番脳にとって、学びになるので
ワークの内容と違う絵だからということで、
ダメという事はありませんし、強制はされません。
大切なのは、
自らする
という事に徹底しています。
なので、
公園を描きたい
その気持ち、そのまま受け止めます。
自分で、
描きたい→描いた→できたよ!
この気持ちの流れを経験させてあげることが私の役目です。
母である私の気持ちは封印し、
子供達の作業を、
「クレヨンこすったら、ぼわーってなったね」
「ライオンの毛がふわふわしてるみたいに見えるやん」
「鉄棒3つあるね」
「鉄棒の高さが違うね」
と、かしこ式言葉がけして見守ります。
そして、作品できたら発表
できなくても途中経過の発表タイムです。
どんな色を見つけたか、
どんなふうに塗ってみたのか
言ってもらいます。
息子には、
公園をなぜ描いたのかも
発表してもらいました。
なぜ、公園を描いたの?
「だって、クレヨン24色もあって、
ライオンの色だけじゃなくていろんな色を使いたかったから!」
息子は、
とにかくクレヨンを使ってみたかったんです。
新品のきれいに揃った、
色鉛筆24色とか入ったケース開けると
ワクワクしますよね~✨
納得・・
その証拠に息子の公園には、
沢山の色が使われていました
(たくさんの色を使いたかったから、雲をカラフルにしたそうです)
子供でいられる時間は短いです。
その間にいかに
やりたい やる できたの経験を積ませてあげられるのか
その経験が、
脳を育てることになり、
子供の才能を伸ばすことと、
自己肯定感が高い子に成長することに繋がり、
お母さんが、あれしなさい!これしなさい!と言わなくても
自ら計画して行動できるに繋がっていく。
わかってはいるんですが・・
普段から、ガミガミ
準備しなさいよ!
宿題しなさいよ!
言いたくなりますし、まだ言っている時もあります。
いかにやる気になる声がけができるか
私、日々自分との戦いです。
因みに、
作品は飾ってあるんですがそれを見て、
(上左:娘作品 上右:息子が途中で失敗したとやめた用紙に私がワークした作品)
「この公園さ、ライオンがかくれんぼしてるみたいに見えるよね〜」
と息子がポツリ
えー✨何その創造力✨
その発想好き
ある日の、ホームクラスから
つらつら書かせていただきました。
読んでいただきありがとうございました