私が看護師として働く上で、

 

精神科と小児科は絶対NGだった。

 

小児科は、保育士の経験があるがために、保護者との関わりがしんどい。

 

そして、私は保育士をしていたのに子どもが好きではない。

 

いや、保育士になるまでは好きだと思ってたのよ。

 

可愛いと思っていたし。

 

でも、保育士になって痛感した。

 

「私、子ども好きじゃない」と。

 

保護者とのあれこれは本当にしんどい問題で、

私自身も保護者の身だから気持ちはすごくわかるんだけど、

健康な子どもの保護者でさえも、モンスターペアレントはまあすごい。まあまあすごい。

よくやってたな、って思う。

 

そんな中、我が子が病気だったら。

 

モンスター度合い、増すよね。。。

 

絶対私に対応無理。ってことで絶対的NGに。

 

精神科に関しては、ただ、興味がなかった。

 

実習に行った時の光景が凄まじくて、

 

昔の配給か?って思った光景も。

 

食後、薬を飲むのにみんな一列に並ぶ。

 

そうして、名前を確認しながら看護師がその患者さんの口に薬を入れ、お水を渡す。

 

飲み込んだかを確認するために口を開いて見て確認。

 

まあまあな光景。

 

行った実習病院がよくなかったのかもしれないけど、精神科の看護師って

 

「。。。」

 

と思っていた。これかくと完全に反感買うからあえて書かないけど

 

でも、今。

 

精神科の看護師も、一般病院の看護師も、

 

ただ「看護師」って括りだけじゃなくて、人によるなってのがすごくよくわかる。

 

今回の入院で息子に主に関わってくださっている看護師さんは精神科のプロという自信とプライドを持っておられて、

 

安心してお任せすることができる。

 

私がもう息子と関わるのがしんどいっていうことも否定せずに聞いてくださる。

 

あまりにも息子からの鬼電がひどい時に、もうしんどいです、って言ったら

 

「息子さんの訴えは日々コロコロ変わります。

それに釣られてお母さんもしんどくなっていたら体も心も持ちません。

もし本当に何かあれば病院から連絡をさせてもらいます。

病院から連絡がないのであれば、彼からの電話は聞き流す方法をお母さんも覚えましょう」

 

そう言ってくださった時

 

泣きそうになった。

 

私が一喜一憂しててどうするよ。

はいはいそうか。って聞き流す方法を手に入れないと。

 

って分かっていながらも、電話がかかってきて話を聞くとこっちもしんどくなる。

 

もう負のスパイラル。

 

前回の入院は、ものを投げたりという暴力行為はなかった。

 

だからここまでしんどくなかった。

 

毎日毎日病院にいて、やることもない。

 

日々何を思って生活しているのか。

 

本を読めるなら差し入れしてあげたい。でも、斜視がひどくなって文字が見えづらいのと、

 

元々の発達障害があり、文章を読むということができない。

 

電車が好きなので、以前の入院の時に電車のジグソーパズルを差し入れしたら、できへんかった。と自信をますます喪失させてしまった。

 

この子に何を与えればいいんだろう。

 

玩具屋さんに行って、幼い子が遊ぶオモチャを色々見る。

 

これなら遊べるかな。。。

 

そう思いながら、でも買わずにいた。

 

先日、その看護師さんに、幼児用のおもちゃを差し入れしてもいいかと聞くと、

 

今の彼にとっては、なんでも凶器になり得ます。

 

例えばボール型のおもちゃであれば、他人に向けて投げてしまうこともあるかもしれません。

 

今は、とにかく自分の気持ちを表出し、しんどい時にはしんどいと伝え、頓服をもらう。

 

それができるようにならなければ、社会復帰は難しいです。

 

長い道のりになると思いますが、それができるようになれば次の段階としておもちゃなどを与えるのは可能になってくるかとは思います。」

 

とのこと。

 

そっか・・・今の彼にとったらなんでも凶器になるのか。そこまで考えてなかった。

 

もうね、いっそのこと道連れにして・・・って考えることも多くなってきた。

 

残された人のことなんて考えてられない。

 

私が死んだら、家のローンはなくなるし、生命保険も十分に入ってる

 

それで長男は大学も卒業できるしそれ以降も最低限の生活ができるだけのお金は残せる

 

もう逃げたい。何もかも放り出して逃げたい、と日々思う。

 

でも、それだけはしたらダメだという理性だけで日々やり過ごす。

 

本当に光が戻ってくるひはあるんだろうか。

 

そんな日が来るんだろうか。

 

彼が病院から出られる日は来るんだろうか。

 

彼のために始めると決めたグループホーム設立。

 

もう彼はそこに入れるレベルではない。

 

私自身目標を見失い、でもやると決めたことはやらないと仕方がないけど、それに向かうのもしんどくなってきた

 

人生、彷徨い中。

 

なんらかの打開策を見つけないと、私の心が壊れるのも時間の問題かと思われる今日この頃。