そろそろ今年の漢字の季節です。今年の漢字を1個選ぶとか難しいですので好きな漢字のお話をば。

 

好きな漢字。

普通はなんだろ、「愛」とか「友」とか、「義」とか「和」とか、そんなだと思うんですけど。

 

私は圧倒的に「予」が好きです。次に「慮」。

おぉ、予測とか配慮とか、そういうことだなと思ったあなた、違います。

 

私は費用対効果の高いものが三度の飯より好きです。一石二鳥どころか三鳥、四鳥と欲張りたい。

 

「予」という漢字、送り仮名に「め」を付けて、あらかじめと読みますね。

「予め」

なんと!たった4画書くだけで、あ・ら・か・じ、の4文字も表してくれるのですっ。本来なら11画書かなくてはならないところを、7画も省略できる。

 

「慮る」は、おもんぱかると読みますから、なんと5文字も…ってなりますが、漢字の画数が多いのでお得感はそれ程ありません。しかし文字数が節約出来るので○なんです。

 

そんな風に好きな漢字は他にもありますが、嫌いな漢字というのが思いつきません。

費用対効果の悪い漢字もありますが、そもそも漢字とは一文字にしっかりとした意味があり、おまけに成り立ちのストーリーまでついてくる、アミューズメントなのです。

 

旦那さんが、赤穂のお寺に連れてってくれようとしてるんですが、そこで自分の中から無くなって欲しい嫌いな漢字を流すイベントがありまして、考えとけって言うんですが、思いつかないんですよ、これが。

「苦」とかですか? でも、「苦」があるから「楽」が存在する。楽だけなら死んだのと一緒じゃないのかな。「怠」とか? 人間だもの、まったく怠けない人って居ますかねぇ…。疲れちゃう時もあるじゃないですか。

二文字だったらあるんだけどな。「意地」なんて捨てたい。「変なプライド」とか。もはや漢字じゃないけど。

 

あ、そうか。漢字辞典てこういう時に使うんだ。数十年ぶりに開いてみるかな。