日本人は農耕民族だから、
白米を食べなければいけない?

これは、本当でしょうか?

糖尿病を患っている方たちの中には、
未だに、

カロリーを落とせ、
肉や脂身はカロリー高いから食べるな、
カロリー低めの白米と野菜を食べよう

などという食事指導を受けている方もいるようです。

しかし、白米を初めとする穀物は
血糖値を上げるので、

白米は控えた方が、
いいと指導するところも増えてきています。

そもそも、
日本人は
いつ頃から白米を食べるようになったのでしょう?

こういったことは、いろいろな本に載っています。

最近読んだ
「ケトン体が人類を救う」(光文社新書)の著者の
宗田哲男さんは、
妊婦さんの糖尿病を
糖質制限で解決している産婦人科のお医者さんです。

この宗田先生、白米に目がなかったんだそうです。

千葉県のお生まれ、
千葉って、房総半島ではかなり美味しいお米が取れるそうなんです。

とにかく、白米がお好きだったそうで、
美味しい白米を求めて、
わざわざ房総まで買いに行かれたこともあるそうです。

しかし、ある日のこと、
糖尿病になっていることがわかります。

そこですぐに白米をやめた!

宗田先生は産婦人科の先生ですが、
糖尿病の患者さんも訪れます。

「白米を食べれば糖尿病は治りますよ」
と言うと、

糖尿病の患者さん
「白米だけは、どうしてもやめられない」
「自分も白米大好きだったけど、やめたんです」

すると、患者さんは話を聞いてくれるそうです。

日本人は、ほとんどの人が白米を主食にしているわけですが、
いったいいつ頃から、
白米を普通に食べるようになってきたのでしょうか?

実はそんなに大昔からじゃないんです。

そもそも、日本で米が作られるようになったのが、
約3000年前です。

日本に人が住み着いたのが30000年前です。

ですから、お米を食べていない期間の方がずっと長いと言うことなんですよね。

でも、お米を作るようになったからといって
白米をずっとお腹いっぱい食べてきたわけではありません。

お米、白米を日本人がお腹いっぱい食べられるようになったのは
なんと1960年代以降なんだそうですー

つい最近じゃありませんか?

日本人、白米を食べなくてもやっていけてたってことですよねー

いや、むしろ、白米をお腹いっぱい食べられなかったからこそ
持ちこたえているのかもしれません。

脚気(かっけ)が、江戸時代にまずは武士から、
やがて地方にも広がり、
町人にも大流行したー
いわゆる 江戸患いというものです。

これは、精白したお米、白米を食べるようになってからー。

でも、それからかなり経って、
洋食が入ってきて
タンパク質をとるようになって日本人は救われたー
そういう説もあるんです。


そもそも、白米は、ほとんどが糖質で、
ビタミンもタンパク質も脂肪もほとんどない。

この、栄養がほとんどないものを、
漬け物のような塩分で食べる!

どうなっていくかわかりますよねー。

おかずがないと、漬け物がないと食べられない白米、
栄養があまりない白米
歴史の中で病気を作ってきた白米

何も考えないで、無意識に白米を食べ続けるの
少し休んでみると面白いかも・・・