【RP卒業/日本語】
皆さん、はじめまして。
平田まりこと申します。
今日は、レインボープログラムを受け、
自分が何者かがわかり、
naked coreを掴んだ、私の物語を話したいと思います。
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私のCoreは、幼い頃に作られました。
アニメ「となりのトトロ」をご存知ですか?
私の家族は、画家の父と、日本語教師の母、4歳上の兄の、4人家族です。
私が5歳になる前に、アニメに出てくるあの古いお家より、もっと古くてボロボロのお家に引っ越しました。
玄関を開けると、蛾が一斉に飛び出しました。
家の中はススだらけ、床板が腐って穴が開いて、木が生えていました。隅っこの暗がりで虫やネズミがカサカサ動いていました。
しばらく掃除しながら、テントで暮らしました。
父は、「お金が無くても工夫すれば何でも出来る」という人で、
棚やテーブルやポストや、ドラム缶ストーブなどを作り、床板も張り直しました。
庭では畑を耕し野菜を育てました。
薪で沸かすお風呂や、外にある汲み取り式トイレは、雨の日や冬場は寒くて辛かったです。
寝返りを打ってオオムカデを掴んでしまったり、
耳にダニが食いついて、血を吸って膨らんで、ピアスみたいになったこともあります。
まだキッチンが出来る前に、母が晴れたお庭でカセットコンロで焼いてくれたお好み焼きがとても美味しかったです。
夏には畑で採れたてのトマトやキュウリを兄と一緒におやつにしました。
そうやって、自然と共にある暮らしを体験したことが、何より今に生きています。
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絵を描くことを、当たり前のように父から真似て、
母からはたくさん本の読み聞かせをしてもらって、読書も作文も好きな子供でした。
コンクールで賞を取ることも多かったです。
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私は一方で、感情が激しく、口下手で、
なかなか言葉を口に出すことができなくて、
誤解や行き違いから、叱られたりして、親に否定されていると思うようになりました。
学校ではいじめに遭いました。
どこにも自分の居場所が無い、どこに居ても息苦しい。どもってしまう。思いをうまく伝えられない。ダメな自分。
否定して否定して否定して、自分には何も無い、そう思いました。
それでも、あるとき、胸の奥にある泉から、湧き出るような声が聞こえました。
「喜ばせたい‼️」
それが本当の自分なのだとわかりました。
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『自然と人が当たり前に共に生きることができる』
『すべてのひとは等しく尊い存在なんだ』
『この世界のすべては繋がっている』
こう感じて、
これを心に持って生きようと決めたのが、11歳のときです。
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私は、
とてもアンバランスで、未熟だったので、
理想と現実のギャップに長い間苦しみました。
共感されないテント暮らしの事なども、コンプレックスに感じ、隠すようになりました。
社会に出るようになり、いつしか、想いを表に出さずに、普通にしよう、目立たないようにしようとするようになりました。
たまに、親しい人の似顔絵を描きました。
絵がちょっと上手な人。周りの評価はそれくらいだったと思います。
誰とも本当には心打ち解けることがなく、
自分でも自分の本心がわからなくなるくらい、孤独感がありました。
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今思えば、
たくさんの出逢いや出来事すべてが、起こるべくして起きた奇跡でした。
いくつかの転機が訪れました。
メンターと呼べる人に出逢い、この人の見る景色を一緒に見たい!と思いました。
たくさんの大きな影響を受け、背中を押していただきました。
お礼の気持ちを似顔絵に表し、差し上げました。
作家であり、3人の子を持つ母親である、星夜さんに出逢い、この人のようになりたいと憧れを抱きました。
そして、私を妹のように思えると言ってくださった、尊敬するマーク先生と。
このプログラムに出逢いました。
自分1人では、感情の大波に溺れてしまいそうだった、私の人生を、
一緒に辿ってくれた魂の仲間たちに、本当に感謝しています。
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私のnaked Coreは、
「溢れる愛を描き、命を花開かせるクリエイター」です。
「君は何かを隠しているように見える」とメンターから言われたことがあります。
それはテント暮らしを含めた、私の大切なもの、キラキラした彩り豊かな感情たち、私のCoreでした。
遠くにあると思っていたそれは、
足元の土に埋めて、踏み固めていただけでした。
こうして私がCoreを掴んだように、多くの人が魂の言葉に気づけるように、
それを目に見える形にして、描いて、生きていきます。
あなたも知らないあなたに出逢う、お手伝いをします。
魂の輝きを描くクリエイターとして。
平田まりこ。