詩です。

下矢印

 

 

 

 

『バラバラのpearl』

 

 

 

 

ほんの何気ない一言で

あなたはこの腕に落ちてきた

 

パールのネックレスが弾けるように

はらはらと涙を散らし

 

 

 

ああ

どうしよう

やらかした

僕は 

やらかした

 

何も考えずに

ボタンを押してしまった

 

 

 

気を引きたかったんだ

深い男と思われたかったんだ

だから

それっぽい言葉を・・・

 

 

 

あなたを背負う覚悟も無いのに

あなたの傷を見る度胸も無いのに

 

 

 

ああ

やらかした!

どうしよう

どうしたらいい

 

あなたは

もはや

僕のもの

 

 

憧れの 麗しの

か細い身体を抱きしめたまま

 

僕は

 

 

途方に暮れ続ける