長女の生後4ヶ月検診の時のことだ。
私が前に住んでいた地域は
とても子供が少なく
検診には3~4人しかいないようなところで
公民館の畳の部屋でみんなで
輪になって座って挨拶するところから
始まった。
その時に自己紹介をしたのだが
旦那さんは声高らかに
「育休3ヶ月取りました!ミルクやり、オムツ替え任せてください!」
と言った。
確かに、ミルクやり、オムツ替えしてくれるけど
あいだの時間は携帯ゲームしていたり
後半2週間はだらけていて
朝は寝坊してるし
「え、それ自慢するの…?」と私は引いていた。
順番に先生に呼ばれ
娘と席を外しても
旦那さんの語りは止まらず
隣の男性に話しかけていた。
検診で見てもらうと
大きさは大丈夫なのだが、女児の逆子は
股関節脱臼しやすいから、
と病院での精密検査を言われた。
私は、頭が真っ白になり
NICUでの入院を思い出し
またこの子に辛い思いさせる…と
涙ぐんで席に戻ってきた。
席に戻って、旦那さんに強めに
「精密検査だって!!!聞いてるの?!」
と言った。
その時、隣に座っていた男性が
「うちの子の検診の番なんで失礼します」
と立ち上がった。
旦那さんはそこで我に返ったらしい。
口でペラペラ自慢していて、子供の検診には
ただ着いてきただけ、
本当の寄り添い育児とは
ちゃんと子供の検診に診察室まで入ることじゃないか…。
「一人で精密検査のこと聞かされて怖かった!」
と、私はそこで泣き出した。
まだまだママになって4ヶ月。
分からないことだらけ。
イライラした私は
「もういい!」といってそこから丸1日
旦那さんとは口を聞かなかった。
旦那さんは「返す言葉が見つからない」といって
だんまりを続けた。
次の日、気持ちが辛くて
産褥入院させてもらった助産所に電話したら
「おいで」と言ってくれたので
娘を車に乗せて1時間かかる助産所に向かった。
本当はタクシーで来なさいと言われたが
長距離はやっていない、と断られ
自力で運転していった。
案の定、不安定な気持ちの運転では
まともな運転にならず
助産所の前の側溝に落ちて車は傾いた。
玄関で
「車が!落ちて!どうしよう!」と過呼吸で倒れ、
助産所はザワついた。
「赤ちゃんは?!」
と助産師さんが車から救出してくれた。
JAFに入っていなかったので
14000円払って車を道に上げてもらった。
その時に
「お母さん、精神薬飲もう?」と言われ
長女は4ヶ月で母乳を辞めることになった。