私は妊娠中は
摂食障害の症状はほぼ出なかった。
というか、妊娠6ヶ月くらいまで
吐きづわりで毎日5~10回吐いていて
後期の8ヶ月くらいは後期づわりで食べられなくて
摂食障害の症状が出る余地がなかったのかも
知れない。
何よりも、お腹に赤ちゃんがいる
という事が私の中では
過食嘔吐などのストップ材料になった。
なんとなく授かったのではなく
不妊治療6年という年月を掛けて
ようやく来てくれた赤ちゃんには
負担をかけたくないと守ることで必死だった。
とはいえ、過食嘔吐したくなった日が
0だったわけではない。
やろうか、どうしようか悩んで
ウダウダしている時に限って
赤ちゃんの胎動が激しくポコポコお腹を蹴るのだ。
きっと「ここに居るから悩まないで」
と言ってくれてるんだ…と思って
過食嘔吐をやめることができたのだ。
自分なんて居なくても世界は回る
と思っていた私だったが
子供が出来たことにより
頼ってくれる事が自分の存在意義に変わった。
自分に対して厳しく
出来ない事は恥ずかしいなどと思っていたけど
少し出来なくてもまぁいいか、なんて
自分を許すことが出来るようになった事が
変わっていけた理由だと思う。
完璧な人間はいませんから。