何件か精神科を回って

今の先生にたどり着くまで

初診から4ヶ月がかかった。


しかも、当時実家にいて

隣の県の病院で通院に車で片道2時間半かかった。

父親は無言で送ってくれるが

母親は着いてくることはなかった。

長期入院しても(だいたいいつも2、3ヶ月)

親が面会に来ることは1回もなく

私はただ入院生活を楽しんでいた。


入院すると

だいたい同じくらいの歳の子が3人くらいいる。

その周りに奥さま方が2,3人

20から30代の人が男女合わせて7人ほどいれば

それはそれで話し相手もいて

解放病棟であればそれなりに生活できる。

私が入院していた病院は

作業療法もあったので毎日、工作したり

革細工したり、料理したり、編み物したりできた。

病気になってから本が読めなくなったり

(字面を追えない)

集中力が無く、なにかすることさえ億劫だったが

実はここで身につけたアクリルキーホルダー作りとかビーズ細工とかが

後のハンドメイドで生きている…



男女が混ざって生活しているのだから

色恋沙汰も多々会って

私も同じ双極性障害の人と2年間お付き合いした事もある。

その人とは、やっぱり結婚がネックで

(障害年金だけで生活していくと断言されて)

お別れしたのだが

個人的に障害者同士の結婚はハイレベルだとは思う。


まわりでもやはり上手くいかないカップルが多く、

結婚したけど離婚したり、親権取られたり

子供を乳児院に入れざるを得なくなったり

などとみんな苦労している…



私が病気克服になった第1歩。

それが旦那さんとの出会いである。