保育園現場から失われつつある排泄センス | 長谷川仁美 赤ちゃんの言葉と心の翻訳家☆ ベビーサイン・トイトレ相談 ☆

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一般社団法人日本ベビーサイン協会認定講師 はせがわひとみ ベビーサインの楽しさを、教室や我が子のサイン育児を通して紹介。ベビーサインだけでなく日々の育児の中で、乳幼児期に大切にしたい親子のきづなについて伝えています。

保育園でのおむつ卒業年齢が高年齢化している

 

そこにどれだけの保育士が危機感を覚えているか

どれだけの現場が安穏と紙おむつを使続けているか

 

その意識の変化にモヤる思いがあります

 

排泄の自立は無理な促しはせず子どもの成長が整うのを待って自然に取れるのを待ちましょう

という風潮が世の中的にも

保育園でも積極的な促しはしない

3歳4歳になっても日中のおむつを卒業できな子がいて

外せるタイミングが見つからず長期化している

という現状があります

 

保育の現場では年齢によるクラス編成で

同じくらいの育ちの子ども達を同時に見ているので(縦割り保育の園も勿論沢山あります)

 

もしおむつを付けていない子がいから、排泄のタイミングをそれぞれ気にしていなければならない

 

こととなり慣れないととても煩わしく

お世話の手間が増えるリスクがあります

 

保育の日常を紙おむつで進めている保育園が多いので

排泄は紙おむつに頼りたいというのは必然的な流れではあるのですが

 

例えば、布おむつを使っていると

放っておくとダダ漏れしてしまうので

意識の面でも節目におむつチェックをするなど

意識のアンテナが立ちます

 

マメにチェックをするから

この子はどのくらいの時間

おしっこ溜められているか感覚的にわかったり

チェックのタイミングで

おしっこしてなければ

そろそろ出る頃だろうと

おまるに促したり

 

というチャンスをつかむことが早くからできます

 

そうやって排泄のセンスを大人も高めていく必要があり

 

「漏れては困る」

という危機意識から

 

「子どもを気にかける」ようになっていくのです

 

それが布でないとできないわけではなく紙おむつでも

同じような意識を持っていれば

排泄センスを高める事はできるのです

 

ただ、漏れない紙おむつだと安心感で

大人の意識がなかなか高まらない

 

そこで本来のおむつの役割に立ち返り

 

「おむつって誰のためのもの??」

 

 

を考えてみると

 

 

これはお世話をする大人のためのもの

なのです

 

大人が必要だと思えばずっと必要ですし

大人が必要としている以上

子どもの方から「要らない」と言ってくれるタイミングはなかなかやってこないのです

 

 

タイミングを見計らって促せば上手にできる経験ができると

おむつに頼る割合は減ってきます

 

 

がんばらないおむつはずしのサポートをしていて

 

保育園ママさんから

お家でおむつはずしの実践を取り組んでくださっていて、結構排泄力が高まってきているのに

1歳児クラスでトイトレの空気が2学期になってもあまりない保育園をよく聞きます

 

2歳の後半でもトイトレは家庭でするもの、という空気があり、

お家でパンツ時間が大分できてきても

なかなか保育園では信頼を勝ち得なくて

保育園ではおむつを履いている事を保育士の方からママにお願いされてしまう

 

というジレンマを抱えている事が増えてきました

 

 

お昼寝の後からお迎えまでの時間だけ

などママとバトンタッチができる短時間だけパンツにしてもらうなど

少しの時間から保育園でもパンツを始めてもらってみて

とアドバイスをしているのですが

 

保育士も子どもの排泄力に関しては学校でも詳しく習う課程がありませんし

こども本来の排泄力を「知らない」というのが本音です

そして経験や保育観でも大きく対応が左右します

 

排泄を進めているママにとっては

子ども一人ひとりの力を理解してもらって信頼できる保育士との関係を築く事が

大事になります

 

もし、保育園でのトイトレが2,3歳に長引き

上手く行かない大変さを感じているならば

そのクラスでのおむつ卒業は丁寧に子どもと向き合う必要がありますが

 

クラスで一人でも排泄が上手く行っているお子さんがいれば

トイトレリーダーになってもらって

保育士も排泄センスを磨くチャンスになります

 

0歳児クラスでは

1歳になったらおまるに座ってみる

という事を保育園でも試してもらいたいのです。

 

一人上手に排泄をできる子が出てくると

クラスの子ども達の排泄意識がぐんと高まります

 

子どもの力を信じてあげればもっと楽におむつはずしはできる

 

そんな風に私は思います

 

過渡期は少し大変ではありますが

それはいつしか通る道

小さな頃の方がこだわりが少ないので楽に進みます

 

その方が

子どもにとっても

大人にとっても

 

気持ちよい排泄を経験出来て

喜びの経験が積みあがる

大事な時間となります

 

 

 

大人も子どもも排泄センスを取り戻す

 

秋に向かっておむつはずしのチャンス

勇気をもっておむつを外す時間を作ってみませんか?

 

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