今日のピックアップ本

 

 

 

 

マガジンハウス

作/稲垣 えみ子

女の子こんばんは

 

今夜は絵本ではなく本のピックです。

今日はちょっと特別です。

 

この本が、まさにド直球でうちこまれた感がありました。

もう、ページをめくるたびにそうそうと何度頷いたことか・・・。

 

自分がずっと探しもとめていたものをみつけた感じ。

恐らく、同じくらいの歳なんだと思います。

 

私たちの世代は、お金、学歴が命とばかりに育ってきて、

たくさんのものに囲まれて、

暮らしはどんどん良くなっていき、

若い時には、みんながキラキラ輝いていた時代でした。

 

でも、何かが足りない。

自分が何に向かって歩んでいるのか?

いくら贅沢しても、お金が増えても、

楽しいのは一瞬で、次の日にはまた次の楽しいことを探すために、

ストレスと闘いながら、仕事をして、お金を稼いでの繰り返し。

 

終わりはないし、

これでいいっていうラインはない。

 

気づけば、自分が抱えきれないほどのモノを持ち、

そのモノたちを管理しきれない日々にやるせなさを感じ、

歳はどんどんとっていくわけで、

このモノたちとどう向き合っていけばよいのか途方に暮れていたわけである。

 

そしてこのもやもや感をどう表現していいのやらもわからず、

時は流れていたわけです。

 

そんな時に、

自分の思っていたことを表現してくれたこの本は、

目から鱗でした。

 

稲垣さんほどの生活になるには、まだまだ時間がかかりそうだけど、

この先、何を考えて生きていかなくてはいけないかというてがかりは見つかった気がしました。

 

私のような思いを持たれている方、

ここにヒントがあります。是非ご一読を。

 

 

明日も素敵な一日を。