今日のピックアップ
童話:金子みすゞ
絵:高畠那生
監修:矢崎節夫
フレーベル館
おはようございます。
本日のピックアップは金子みすゞさんの詩がベースになっている絵本です。
金子みすずさんのことは何度か詩を読んだことがありましたが、
今回、絵本と向き合ってみると、
絵本と金子さんの詩はとても相性がよいかもしれないと感じました。
金子さんの表現がとてもやさしく、
心が優しくなれるのです、
子どもが抱く不思議さや寂しさを
うまく表現してくれています。
「みんなちがってみんないい」という有名な言葉がありますが、
このタイトルになっている「すずとことりと、それからわたし」の詩のなかで、使われているものです。
つい隣の芝が青く見えてしまい、
自分も自分もと・・・。
そして、子どもにも、もっともっとと・・・。
そんな子育てをしてしまったかもしれません。
今になって、
やっと「みんなちがっていい」という言葉の本当の意味がわかってきたように思います。
いくつになっても、気が付くことがたくさんありますね。
また、金子みすゞさんの絵本はとりあげていきたいと思います。
今日も素敵な一日を。
出版社の紹介
これから言葉を体得する子どもたちに、美しい日本語に出会ってほしい。おとなとこどもが一緒に楽しめる、新感覚の金子みすゞ絵本シリーズ第1弾。高畠那生の軽快な絵と、詩を読むヒントになる矢崎節夫の解説、子育て世代のナビゲーター坂本美雨のインタビュー……魅力がたくさんつまっています。
著者紹介
金子みすゞ/詩
金子みすゞ●かねこみすず/明治36(1903)年、山口県仙崎村(今の長門市)生まれ。すぐれた童謡を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されながら、昭和5(1930)年、26歳の若さで世を去った。没後作品は埋もれたが、矢崎節夫の長年の努力により、遺稿集が見つかり出版。やさしさに貫かれた詩句は、確実に人々の心に広がっている。故郷には長門市立金子みすゞ記念館が開館、また13の言語に翻訳されている。