今日のピックアップ
作:村上しいこ
絵:一居みか
講談社
おはようございます。
きょうの絵本はほんわか絵本。
おばあちゃんがでてくる絵本は、最近私の理想のおばあちゃん像を探しているようで、ついつい自分の行く末に照らし合わせてしまいます。
この絵本は、うめぼしをつけているおばあちゃんのおはなし。
私も食いしん坊なので、このおばあちゃんの梅干し作りはとっても気になります。
昨年は私も梅酒をつけました。
母から毎年いただいていたのですが、
もう歳なので、やめると。
「そろそろ自分で梅酒をつけなさい」と言われてしまい、
母のレシピをいただき、仕込んでみました。
たまにのぞいでは、できてるできてると一人ご満悦。
夏には美味しい梅酒がいただけるかしら・・・。
絵本のなかでは、お孫さんと作った梅干しを
青い空、青い海に出かけていき、
塩辛い空気をすいながら、
おにぎりに梅干しをいれて食べるシーンで終わり。
なんて素敵な食事でしょう!
私にはまだ孫がいませんが、孫といっしょにこんな食事ができたら幸せですね。
今日も素敵な一日を。
出版社の紹介
村上しいこのパワフルえほんシリーズ、第3弾!
今度は、一目ですっぱ~くなる、“梅干し”をめぐるお話です。
毎年、縁側で梅干しを漬けるおばあちゃん。そのようすを、すぐそばにいる「わたし」がながめています。
「もう、たべられる?」「まだだよ、まだだよ」
ふたりのそんなかけあいと、めぐる季節の先に、とっておきのおいしいひとときが――。
今の時代、つい忘れがちな、待つことの楽しみを思い出させてくれます。
・村上しいこさんからのメッセージ
梅干しを作る工程で私が一番好きなのは土用干しです。
そして子どもたちにはぜひ、梅干しがしその葉で一瞬に変わるところを見てほしいです。
梅酢は煮魚にも使えて嬉しい。
それから、作り方についてですが、もし時間と場所にゆとりがあれば、買ってきた梅も黄色くなるまでかげ干ししたいですね。
そして食べ頃に関しても、ひと冬こすまえに、秋頃一度、食べてみて下さい。とってもフルーティーで、さわやかな梅干しが楽しめます。
・絵/市居みかさんからのメッセージ
梅干しづくりの絵本。やっぱり自分で作らないと絵は描けないなぁ。でも……。10年ほど前に梅干し作りに初挑戦、見事にカビを生やしてしまい、ああショック。それ以来、「梅干し=難しい」とずっと敬遠していたのです。
絵本の完成を無理に延ばしてもらい、おそるおそる再挑戦。今度は焼酎での消毒を丁寧にしたせいかカビもはえず、無事に完成。ちゃんと梅干しになってる! なんだか、このおばあちゃんに助けてもらったような気持ちになりました。じっくりゆっくりできていく梅干し、ほんとにおいしい!