詩:工藤直子
絵:あべ弘士
出版社:偕成社
2009年6月 初版
おはようございます。
今日の絵本はピアノです。
ピアノも昨日紹介したミシンに通じるものがあるような気がします。
私は小学生の頃、エレクトーンを習っていました。
母親がなぜかエレクトーンを買ってくれて、習いに行かせてくれたのです。
正直、練習するのがあまり好きではなかったのですが、母も父も音楽が好きだったので、子どもに習わせようと思ったのかもしれません。
エレクトーンはボタン一つで色々な音が出せるのですが、あまり興味もなく、練習もそれほど熱心にしていなかったので、たいした腕前にはなりませんでした。
それよりも、どこからか聞こえるジャズピアノの音にとても憧れていました。子供の頃住んでいた団地のどこかにジャズピアノを弾いている方がいたようなのです。
クラッシックピアノの曲ではなく、子どもの耳には少しすっとんきょうな響きに思えて、母にあれはなに?と聞いたところ「ジャズピアノかしらね。」と言ってたのが忘れられず、ジャズピアノはかっこいいなぁ。と、こども心にずっと秘めた思いがあったのです。
ピアノの音は曲を知らなくても、表情がとても豊かです。
このピアノの詩の絵本を読みながら、ピアノの音が耳元によみがえってきました。
アナログなピアノはやっぱりいいですよね。
久しぶりにピアノをたたいてみたくなりました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
出版社の紹介
大きな森にいた頃の夢、くじらになって音符をふりそそぐ夢…古いピアノは、色鮮やかな世界で自由に遊ぶ。名コンビによる詩絵本。