色鉛筆画の最高峰といえると思います
作:どいかや
出版社:偕成社
今日の書評
今日ご紹介するのは、どいかやさんによる絵本「ハーニャの庭で」です。
前回、「チリとチリリ」シリーズを取り上げた際も感じた通り、どいかやさんの作品は独特の魅力を持っています。四季を感じさせる一枚一枚のイラストは、色鉛筆の深みと繊細さで描かれ、その優しい色合いが心を和ませてくれます。
実際にページをめくる度に、その絵の中で時が流れ、自然の中にいるかのような感覚になるでしょう。
この絵本を手にとってみると、文字に目を通すことなく、ただ絵に浸るだけで心が落ち着く時間を過ごせるように感じます。
私自身、庭造りや植物との触れ合いが好きなので、「ハーニャの庭で」に描かれる庭は、まさに理想の風景と言えます。それぞれのページに込められた情熱や愛情を、ぜひ多くの方に感じていただきたいと思います。
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