オカメインコ 酒井駒子ワールドの神髄

 

 

 

 

 

作:酒井駒子

発行所:白泉社

 

 

私が初めて酒井駒子氏の絵本と出会ったのは「ビロードのうさぎ」でした。

 

その独自の絵の世界に、初めて触れた瞬間から、私はその魅力に引き込まれました。

今まで経験したことのない独特な画風に、心を奪われたのでした。

 

そして、そのあと「BとIとRとD」にも出会ったのです。

この絵本でも、酒井氏の特有の世界観が存分に発揮されています。

 

子どもが読むには少し高度かもしれない内容ですが、一方でその深みに引き込まれるかもしれません。時には、子どものほうが鋭い感受性を備えているものです。

 

私自身、この絵本の文に深い思い入れは持っていないのですが、それでもこの作品には独自の価値があると感じています。何といっても、酒井氏の描く絵の世界を心ゆくまで楽しむことができる作品ですから。

 

 

✒️酒井駒子について

 

絵本ナビより引用

 

 

兵庫県生まれ。『ゆきがやんだら』(学研)はオランダで銀の石筆賞を受賞。『きつねのかみさま』(ポプラ社・作:あまんきみこ)で日本絵本賞。『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌賞。『ぼく おかあさんのこと...』(文溪堂)では、フランスでPITCHOU賞、オランダで銀の石筆賞を受賞。 絵本に『よるくま』(偕成社)、『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)など多数。