起業の基盤構築の専門家
西間木 裕見です。
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マザーテレサといえば
愛の人
そんなマザーテレサから
ビジネスを学ぶなんて？
って思うでしょ。
ところがマザーテレサは
なかなかのやり手なんですよ。
例えば
ローマ法王から贈られた
ロールスロイスのエピソードは有名です。
もし知っていたら
この先は読まなくてもいいですよ。
ぽちっと終わらせちゃってください。
マザーテレサはインドでの
献身的な活動を認められて
ローマ法王から300万円もする
高級車ロールスロイスをプレゼントされます。
当然、周りの人は
そのロールスロイスを売って
インドの貧しい人のために使うと
思っていました。
ところがマザーテレサは
そうはしなかったんです。
そのロールスロイスを賞品にして
1枚3000円の宝くじを発行したんです。
インドの国民は
3000円でロールスロイスが手に入るかもしれない
しかも、あのマザーテレサが発行していると
夢を求めて大勢の人が買いました。
もし外れても
マザーテレサの慈善事業に寄付したっていう
満足感も得られるんですよね。
さすがマザーテレサ
抜かりがないです。
宝くじは飛ぶように売れて
ロールスロイスの300万円の
5倍の1500万円の売上になったんです。
そこでマザーテレサは何をしたかというと
貧しい人を収容する施設の建設費と
維持費にしたんです。
マザーテレサは目の前の困っている人を救うだけではなく
未来の人たちも救ったんです。
だって
ロールスロイスを売ったら300万円の売上でしょ。
1日1万人の人を救っても
1年間も資金は続かない。
1500万円になったからって
同じ使い方をしていたら
やっぱり資金は乏しくなってしまいますよね。
施設を建てたことによって
これまでに1億人の人が収容されています。
そしてその人数は
これからもずっと増え続けるんですよね。
商魂逞しいといってしまえば
それまでですが
マザーテレサは「誰」のために
「何」をするかという志命が
明確だったということです。
誰＝インドの貧しい人
何＝奉仕
そのためには
どれくらいのお金が必要で
そのお金を出してくれるのは誰なのか？
ということも分かっていたんですよね。
ビジネスをしていると
つい陥りがちなのが
自分が助けてあげたい人
役に立ってあげたい人
イコール
自分のお客さま
だと思ってしまう。
自分が実現したい社会のために
お金を出してくれるのは
自分が助けてあげたい人ではない
ということもあります。
自分がお役に立ちたい人は
≠
自分の商品にお金を払ってくれる人ではない
というお話を
明日はしたいと思います。
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