最終話
手紙と、タイプライター、懐中時計、書き掛けの小説「シカゴ·タイプライター」だった。
・・・手紙の内容・・・
ユル 生きてるか?いま手紙を読んでるのかな?
満洲へ行き前に身辺整理をして、俺の大切な物を3つお前に託す事にした。
タイプライターを見つけた日を覚えてるか?実を言うと、万年室で十分だなんて本心じゃなかった。強がりだ。
タイプタイターを贈られて嬉しかった。お前には借りが多い。生きてる間には返し切れないほどだ。
もしかしたら、もう会えないかもな・・・。これくらいしか返せなくてすまない。
しかも、頼み事を添えたいんだがお前に出来るかな?この小説を完成させてくれ。
俺にくれたこのタイプライターで。俺たちの物語を書いてくれ。
この時代に、俺たちが生きていた事を。
暗黒な時代にも屈せず、闘いながら生きた、絶望の中で希望を、危険の中で幸せを見つけ、全力を尽くし、愛し、闘ったと書いてくれ。
時計を送るのは、1分1秒も怠らずスヒョンを大切にしろと言う意味だ。
あいつを一人にせず、お前が守ってくれ。
最後に ユル。
どれほどお前を信じているか、口に出して言わず後悔してる。
だから必ず生き残って再会しよう。いや、死んだとしてもまた会おう。
もし神に現世は幸せだったかと問われたら、こう答える。
”お前達がいて幸せだった”と。
もし神に苦労が多かったなと、よく頑張ったと労ってもらえたら、こう頼んで見る。
”生まれ変わっても、お前達と一緒にいさせてくれ”
と・・・・・
最終話・・・始まりがこれですよ!!
ヤバくないですかぁぁ?
そんなぁ~~泣かない訳がない
現実は・・・
テミンは車でジノを引いて、逃亡する。
セジュが運ばれた病院では、ジノが来てソルにビルから転落したことを伝える。
ソルはあらゆる検査をして欲しいと、ジソクとカン秘書に言っている所にセジュが起きてくる。
『幽霊に助けられた。落ちた瞬間、憑依してくれた』
‘カン秘書!精神科に予約を!’”・・・・もしもし、精神科の予約を”
このコンビ、めっちゃ息が合ってるわぁぁ~~
テミンは海外へ逃げようとしている所、ジノが現れる。
セジュの転落現場から逃げた事を問いただされ、逃げようとする所に警察が来てEND。
セジュ達は帰宅するが、ソルが貧血を起こしたので、二人で点滴をすることに。
『そうだな』
ソルが部屋に来て、気になる事がある”私が撃ったのは誰か?思い出す度に、胸が締め付けられたのに心当たりは?”と・・・セジュは、敢えてフィヨンの死に至る話はしなかった。 まだやさすぃぃ~~~~~い
『フィヨンは死ぬ前に神に祈ったんだ。もう一度生まれ変わっても、スヒョンとユルと一緒にいさせてくださいって。神様は、願いを聞いてくれたみたいだ・・・・・ユルもいて、今は俺の目の前に君がいる。』
限界が迫っていた。
まぁ・・今まで言えなかった本音が出たね。お父さんに
そうは、言ってもねぇ~~~残念。お父さんは、カン秘書たちと同じで、息子の精神状態がヤバいと・・・・・・・ 仕方ないわ。
翌朝、社長がいきなり「セジューーーーー」と部屋に入ったら
話しながら寝てしまった二人がで、何故か隠れるウケる。
”私何でここに?” 『大胆だな~いつの間に・・・』とあまりにも二人が幼稚なケンカを始めたので、社長は、たまらず「痴話げんか中ですか?」と起き上がる
”急用が出来たので失礼します”とソルが部屋を出る。
「先生は全部思い出したのに、自分の最後が思い出せないのが、もどかしいです。」
ジノは、セジュの隠す何かの記憶を聞き出そうとする。 が、、、セジュはジノを傷つけない様に自分の推理として、ユルはフィヨンを守る為とスヒョンを助けるために敵陣に入ったと言う。
『ユルはどんな苦痛にも耐えたけど、スヒョンの命を脅すヨンミンには、折れたはずだ。』
『推論だと言っただろ?』
「僕が?なぜそんな推論を?」
『満州に行く予定の日に、アジトが襲撃された。』
『場所を知っていたのは、組織の首脳部だけだった。ユルだけだ。』
「でも僕を殺したのは誰か・・・・・・」
そこにソルが帰って来て・・・”私よ!シン・ユルを殺したのは、私だったの”
「好きな事をして生きろ。」との伝言と。
朝青盟・首長 ソ・フィヨン 自決 の文字。
スヒョンは決意した。戦いを続ける。
建物に入り銃の隠し場所から【シカゴ・タイプライター】を持ち出す。
ジノは、実家でフィヨンから送られたタイプライターを見て、小説の完成を望むフィヨンを思い出し、タイプライターを打ち初めていた。
スヒョンは、カルペ・ディエムで行われていた日本軍のパーティで、
シカゴタイプライター銃を乱射する。
街を歩いていた、マダム・ソフィア・・・・・スヒョンは言い訳も聞かず撃った。
”シカゴタイプライター”
銃とタイプライター両方についた名前。
撃つ。と、打つ。
そして、それらを書いた小説の題名・・・・
深いなぁ・・・
カルペ・ディエムで要人達に無差別銃撃を・・・
と言う情報はユルにも直ぐに届いた。
スヒョンだ・・・・直ぐに、そう思ったユル。
「フィヨンが贈り物を残してくれた。懐中時計はやっぱり、お前が持ってて欲しい。」
見ていられなかった。」
任務を遂行しなさい!」「組織の掟は・・・・すなわち、首長の命令だ!!」
”最後に言いたい事は?”
「お前の手で殺して欲しい。それでこそ安らかに眠れる」
”朝青盟の掟により・・・・裏切り者を・・・制裁します”
バーーーーーーーンッ
スヒョンを泣かせてしまった。現世では俺が守るという約束、破ってすまない。」
もし来世と言うものがあるなら・・・・必ず約束を果たしに行くよ。」
「それと、お前らが、幸せになるように僕が絶対に二人を守りに行く。」
どうしてこんな事が・・・
”私、ユル兄を殺してしまった。兄で有り、父親であり、友達で有りそして同志だったのに・・・・面倒を見てくれた恩も忘れて・・・”
”私が二人とも死なせたのね”
『そう考えるな。違うって分かるだろ?』
『お前は一生懸命生きて行け。』
”一緒に行こう”
『ダメだ!お前は解放された朝鮮を見ろ』
”そうしたいけど、疲れ果てたみたい・・・どうしても眠くなるの・・・・・”
この懐中時計が時を超えソルのお父さんの形見となったのね
現実へ・・・
ショックで倒れるジノ。幽霊の診察におばさんに来てもらう。
ここで消滅の事を知るセジュとソル。
おばさんは、「成仏と違って来世は期待できない。気力を消耗し過ぎた。ひび割れた以上元には戻らないから消える前に願いを叶えてあげて。」と言う。
「なぜこのタイプライターに封印されたのか・・・僕自身を、封印したのか、やっとわかったから」
「二人に許しを請うためでした。そしてフィヨンとの約束を果たすためです。」
「覚えてますよね!それはクリアしたようですけど・・・キョヌまで動員した甲斐がありました。来世では、他の女性と出会ってみたいです。」
『フィヨンは、最後までユルを信じた。密告を知った時も、彼を憎まず信頼も揺るがなかった。フィヨンは既にユルを許した。それから、ハンセジュは許すも何もない、お前はシン・ユルじゃなく、ユ・ジノだから・・・だから自分を責めず、消滅しない方法を探そう』
「お願いがあります。しばらく仕事部屋を貸してください。小説の完成と言う約束を果たしたいです」
「スヒョン、過去から自由になり、現実を生きろ」
”じゃあユル兄もそうして。裏切りは私の為だったから。引き金を引くときも、申し訳無かったし、感謝した。忘却の川を渡る時、何度も振り返るくらいにね。不出来な私を可愛がってくれて、好きになってくれてありがとう。”
テミンの父から電話が来て、テミンがおかしな事を言うので面会して欲しいと・・・・
『過ちを認めるのは難しいか? 悪かったのひと言がなぜ言えない? 許しを請うため80年も待つ人だっている。夢みたいな約束を果たすために、命を懸けるヤツも・・・辛くても、過ちと向き合って生きるのも、人生だ。きちんと罪を償え、やり直すためにもな。』
もうここまで来たら・・・
セジュの言葉、何もかも心に刺さる!!
「一緒にいかがですか?さっき脱稿しました!」とビール片手にジノ。
遂に書き上げたんだねぇ〜〜〜
「正確には83年かかりました」
『じゃ、俺との約束も果たしてくれ』といって分厚い契約書を出す。
『フィヨンとの約束は終わったけど、俺の小説は終わってないハン・セジュとユ・ジノの小説はまだ終わってない!だから、断わりもなく居なくなったら、殺す!イヤ・・生まれ変わらせる!』 セジュ~~気持ち有る人やわぁ 감동・・・・・。
元々、幽霊やしね冗談もセジュらしい!
感動で泣きそうなジノ。
感動ーーーーー!
セジュの言葉は、不器用な言い方の中にも、愛情があふれてて、それが更にいいッ
『その前に、一つ約束しろ!約束を果たし、許しを請う為に、タイプライターに自分を封印したよな??』
「なぜそれを・・・」
『お前をこの本に封印しようかと・・・消滅は無になる事だろ?生まれ変われない。小説に封印すれば消滅しない。生まれ変われるかも。』 『だから約束しろ!体のヒビが消えるまで小説の中で待ってると』
『礼を言うために。再会の約束を果たすために。戻ってくると』
『一緒に行く所がある・・・・・』
「フィヨンが解放後に釣りをしたいと言ってました。お陰で願いが叶いました」
”私たち賭けをしない?ジノが生まれ変わって会いに来るかどうか、先に釣った人の意見に従う”
「ひどいですね。確信がなさすぎます。僕は必ず生まれ変わる!に」
『ありがとう。ユルじゃなくジノに。お前が現れなかったら俺は今も1文字も賭けなかったかも・・・』 『ソルを家に入れなければ今も会えずに生きていたかもしれない。』
餌を変えると席を立って二人にするソル。
『お前が訪ねて来なかったら、俺はずっと壁を作って生きてたかも、人間なのに黄泉の国をさまよう幽霊のようにな。だから〜〜断りもなく消えたら・・・
ふざけたら承知しないぞ早く出てこい!早く!!
一つの釣り竿に魚がかかっていた。
セジューーーー!괜찮아
そんな急にねぇ?急すぎるわぁぁ
せっかくセジュも、面と向かって ”ありがとう” が言えるくらいに
素直になったのに・・・・
『彼は、僕のミューズであり幽霊でした。
80年の年月を超えて僕を奮い立たせに来た友人でした。
古いタイプライターが呼び起こした奇跡、その特別な経験は、
『最後に、この本を友人、ユ・ジノに捧げます』
帰り道・・・
二人は、ジノのことを思い出す。
セジュは、『小説に入ったと思う』 ソルは、”そこで幸せかしら?”
『コインの神様に聞いて見るか??』
『絵柄なら入った・・・数字なら・・・』
このコインを投げるセジュかっこいい
「短い間だが、そこで僕も一緒にいる夢。またいつか二人に会えるという希望。」
ーENDー
ジノが持ってる写真も、セジュのタイプライター横の写真も、
ジノが写真に写ったって事は・・・・・
セジュの小説に入った??んじゃなく?
生まれ変わった??って事ですよね??
あのぉ・・・誰かぁぁぁ〜〜〜〜〜
ハッキリした事教えて下さい!
ここスッキリさせる為に、後2回ほど・・・・お願いしたかったぁぁ
ただ、私が見たいだけ説も有り
3人の前世の記憶を元に書き上げた・・・小説『シカゴ・タイプライター』
前世の後悔や、出来なかった事を現世では・・・と言うお話でした。
本当にサブタイトルの「時を越えて君を想う。」 ピッタリです。
前世は、日本統治時代の話ですが、韓国ドラマでは良くある嫌な感じは無く、独立運動をする自分達の話で、私たちには到底知る事が出来ないであろう、この時代を生きた人達の強さと、国という、とてつもなく大きい物を賭けて、真剣に生きる姿を見ました。
平和な今に感謝します。
とても心に深く残る余韻から、しばらく抜けれそうになです。
(※最後の15話16話は何回も見てしまいそうです。)
愛情、友情、忠誠、信頼、今では薄れてきつつある大切な気持ちを、憧れと羨ましさと共に、思い出させて頂きました。さすがチン・スワン작가님
見た方の意見も、賛否有りますが、私は好きなドラマにランクインしました!!
現在と、回想シーンの深さで2倍見た気になりました。
ドラマ13年ぶりの復帰作でこの自然な演技ができる、イムスジョンさんと、
断トツ!圧倒的に前世と現世を演じ分けた、ユアインの天才的な演技でつくられた、
深みのある、確かに上質な作品だと思います。
早く見れば良かったぁぁ〜〜
ユアインは映画が多いけど、またドラマも出て欲しいです。
んん~~~どうしよめっちゃロスですわ。
皆様、長らくのお付き合いありがとうございました。
サーーーッと書くつもりがあまりにも入ってしまい、
長くなりました
読んで下さり、ありがとうございました。
またお立ち寄り下さいねぇ〜
では、また次のドラマで・・・
※画像お借りしました。