私が尊敬する投資家の一人に澤上篤人さんがいます。
長期投資で名高いさわかみファンドの創始者です。
ここに澤上篤人さんの投資法と考え方を
自分なりにまとめていきたいと思います。
「澤上篤人さんの投資法と考え方」
(長期投資に値する企業)
5~7年後に強そうな会社に投資をしろ。
5~7年後の業績を正確に予想することは難しい。
自分の企業を見るセンスとイメージ力だけが頼り。
今期・来期の業績数字だけでは長期予想はできない。
長期投資に値する企業は自分の
「将来こういう世の中になってほしい。」
という思いを実現してくれる企業。
応援したい会社の株は保有。
応援したくない会社の株は売却。
中国や韓国の電機メーカーが頑張れば
将来ダメになる日本の電機メーカーもあるかもしれない。
今、日本の自動車メーカーが頑張って
アメリカの自動車メーカーが苦戦しているように。
しかし、アジアメーカーの電化製品が売れれば売れるほど
その中に組み込まれる高度な技術力が必要な日本の部材メーカーは儲かる。
長期投資する企業には
1.将来性
2.高い技術力
3.高いシェア
が必要。
(投資法)
5~7年後に強そうなら暴落時にナンピン買いしろ。
上昇相場の高値は買うな。
(企業経営に対する考え方)
どんな企業でも社会に受け入れられて初めて売り上げを上げられる。
経営がおかしければ世間と投資家から見捨てられるだけ。
少し時間はかかるが、そういった企業はいずれ消えていく。
内部留保を高めようが配当を増やそうが株主の利益に変わりはない。
株主の意見に右往左往するだけの経営なら先は短い。