北海道の夕張市が財政再建をすると言うニュースを見ました。
財政状態が赤字で企業で言うと倒産だそうです。
これから、国の指導の下、財政再建をするそうです。
その昔、夕張市は炭鉱の町で賑わっていました。
しかし、炭鉱が閉山され町は賑わいを失いました。
それで、これからは観光の町としてやっていこうと思ったそうです。
そして、炭鉱の博物館とか遊園地を作り、たくさんのホテルを買収しました。
しかし、現在、博物館や遊園地やホテルにはほとんど人が来ていません。
赤字を税金で埋める毎日だそうです。
このニュースから見えてくることがひとつあります。
それは箱物を作っただけでは人は来ないということです。
ディズニーランドが人気があるのはミッキーマウスやクマのプーさんが愛されているからだと思います。
ディズニーランドの乗り物やショーも楽しいと思うのですが、それにも増して人はディズニーのキャラクターや世界観を愛しているように思えます。
これはアミューズメントパークだけに言えることではないと思います。
例えば、ビトンのバッグです。
ビトンのバッグを求める人は
「デザインがよくてじょうぶなバッグが欲しい」
という人よりも
「ビトンというブランドのバッグが欲しい」
という人が多いのではないかと思います。
つまり、人は有形資産(箱物やバッグ)よりも無形資産(キャラクターやブランド)を求めるのではないかと思います。
もっと言うと、企業はいい有形資産(商品)を作ることも大事なのですが、いい無形資産(ブランドやキャラクターや信用)を作り上げることのほうがもっと大事なのではないかと思います。