何もかもが僕の観念によって歪められてゆく。
そして、それだけが
僕の真実だ。(by尾崎豊ドーナツショップより引用)
哲です。
開眼しました‼️
と、言うと「ほう、どれくらい凄いことがあったの?」と思われがちです。
いえ、釣り上手な人には全く当たり前のことで大したことありませんのでスルーしてください。
しかしバス釣り歴まだ6年程度の自分にとっては今回は正に「開眼」と呼ぶにふさわしい内容なので自分に対しての覚書です。
今回の大会のプラでパワーフィネスを導入した事もその1つだけど(結果使わなかったけど)大会に参加した上位の人達の話から自分にまだやれることが見つかりました。
引き出しが増えることはそれだけで釣果につながります。
スピナべ、ダウンショット、カバーネコ、サイト。
僕が釣果を出してきたルアーはこのたったの四種類。バス釣りを始めて釣ってきたバスはそれだけで95%を超える。
何故それだけを使ってきたか、単純に「釣れてたから」というのもあるが、「それで食ってくれる魚だけ狙ってきた」というのが正しい。
よくそんなんで釣ってきたものだ(笑)
それで釣れなかったら?
はい、諦めてました(笑)
今回、「魚々輝カップ」は誰もが難しいというイメージを持つ相模湖本湖が舞台で、案の定僕のもつ引き出しだけでは到底太刀打ちできない戦いだった。
実際のプラでも坊主だったり、正直鼻っ柱をおられた気分。
でもそのプラで「あのうきゴミの奥にできたポケットにノーシンカーを入れたい」「あの奥の超シャローにもでかいのが潜んでいるかもしれない」という思いが強かった。
もちろんサイト用のタックルはノーシンカーのライトスピニング4lb、フックはむき出しのマス針では引っかかって終わり。
その悔しい思いから
「少し強めのロッドでPEでノーシンカーをオフセットで投げたら届くし引っかからないのではないか?かけたら引っこ抜けるし」
そこからフィネス寄りのパワーフィネスにたどり着いた。
僕の開眼はここから始まっていた。
ルアーというものは
どのレンジを狙うのか
オープンなのかカバーなのか
濁りの程度は
水温の推移は
季節や魚のコンディションは
それらが密接に絡み合う中、ルアーの種類はもちろんのことカラーやサイズをチョイスして行く。
もちろんその概念自体は知っていたし、分かっていたつもりだった。
でもやっぱり甘かった。
今大会ではそれを痛切に感じた。
実際大会では最後の最後で悩みに悩み、考えに考え絞り込んだ場所で3バイト2フイッシュ。
結果は29人中11位に終わった。
自分的には決して悪くは無い。
試合には負けたが自分の中では勝ったと思った。
そこから数日が過ぎ思い直した上位陣の釣り方。
自分にとっては苦手な勝頼でスモラバを船べりに引っ掛けて誘ったパワーフィネス。
3/4スピナべのボトム引き。
ライトテキサス。
魚探に写ったボトムの障害物。
どれも僕にとっては異次元だった。
彼らは彼らなりに自分の魚を見つけていて、そこで釣った。
じゃ自分は?
もちろん自分の魚ではある。
でもあのエリアでもっとやれたことはあったんじゃないか?
スピナべは強すぎる、でもチャター持ってたじゃないか。
ダウンショットではアピールが弱い、でもスモラバもってたじゃないか。
持っていたのに使いこなせてなかったのはそのルアーの持つ特性やアピールの強弱、出し所、使いたいところを分かってなかったし理解していなかったから。
もちろん、それを使ったからってその場で確実に釣れたとは思わない。
でも、やれたことはあったし、釣れる可能性は十分上がったはずだ。
アジャスト力。
水温はここ数日で2~3°下がって雨。
魚は決して浮いてない。
雨で活性が上がるよりもむしろ下がった感じ。
そして何故か水は少しクリア化。
しかし時折水面近くに浮いてくるバスの影は何度が見えた。
レンジは一段下の中層かボトム。
それでもさしたい奴はうきもの直下かカバーの中。
スモラバのゴミに引っ掛けてのシェイクやスイミング。
チャターで広範囲
テキサスでボトムのずる引き
リグも、それに合ったタックルも持っていた。
やれることはまだ沢山あった。
49歳。
残された時間は短い。
もっと貪欲に技術を手に入れ
もっと貪欲にスキルアップし
もっと貪欲に進化していかないと。
強くはなれない。
今回魚々輝カップに出場出来たことで行き詰まっていた僕の道が大きく開けた。
大会主催のグッチさん。
その他関係者の方々に感謝すると共に、上位陣の方々に敬意を評したいと思います。
次は負けないぞ!(笑)