「釣った」までの道程 | おっさんアングラー哲の釣行記

おっさんアングラー哲の釣行記

40歳を過ぎてからバス釣りを始めたいい歳したおっさんのバス釣りあれこれ。

釣り歴30年以上、バス釣り4年の初心者中年バサーが初心者の目線で語る知ったかぶり初心者入門。
今回から初心者入門コーナーとして新たに始めてみようかと。
今までルアーの淘汰やホームをも手とかメーカーを絞れとか色々書いてきましたが今回は「釣れた」から「釣った」と言えるようになるまでのお話。

バス釣りのレベルを段階で捉えた時にスタート時点が第一段階でここは子供でも立てる場所。
リールと竿(あえて竿)、糸(あえて糸)、一個のルアー。これでフィールドには立てる。

全員がここから始まっていると思う。
ただこの時点ですでに差が開くのである。

完全に独学なのか教えてくれる人がいるのか、教えてくれる人のレベルにもよる。

教えてくれる人が居る幸運な方はその人に教わって下さい(笑)
ここでは完全に独学で始めた自分と同じ人について。

まず浪費は覚悟ですな。

自分の場合、安物買いの銭失いでタックルを5セットほどこの3年でダメにしています。
セットで6000円ほどでしょうか。
そして新品で買ったルアーをその日のうちにロストなんて当たり前。
投げるのも下手でしかも底の状況なんて考えない。
根がかるゎ、キャスト切れするゎ、鯉に持ってかれるゎ…

一個1500円よ(泣

雑誌で「釣れるぞ!」と謳われているルアーをなけなしの金で買った3つのルアー、10日で水の底。
まぁそんな事を繰り返しながらもビギナーズラックで釣れてしまうのがこの釣りの面白さ。
長い人だと始めて3年坊主というのを聞いた事がある、半年や一年は当たり前(と言ってもシーズンは半年くらいしかないが)、自分は3ヶ月かかりました。

そして次の一本を釣るためにさらにルアーを浪費します、小耳に挟んだルアーはみんな欲しくなる。そしてロストの嵐…

挫けずに続けていると次の一本が「釣れる」、その辺りから毎日通えば月に何本か「釣れる」ようになる。
そうこうしているうちに自分は3年の月日が経っていました。
そこでふと気付きます。
「同じ川なのにあの人は毎回行くたびに釣っている…」


釣る

釣れる

この違い。

釣れた

釣った

この違い。
 
3年もやっていれば道具もそれなりに揃ってあるわけで竿からロッドになり、釣り場からフィールドになり、シェード、ボトム、フッキング、などかたかな語もそれなりに覚えている。
では違いは何なのか。

それは読みなのだ。
ギャンブルを真剣にやった事がある人ならわかると思う、そう、ギャンブルとそっくりなのだよ。
一発当てるためには果てしなく「読み」続ける。
あらゆるデータ、資料を頭にインプットし、現場で風を読み、天候、気温、水温、水の良し悪しや流れ、その他もろもろを「読み」、最後には勘で一投目を投げ、一投一投で修正し、さらに読み…
これを果てしなく繰り返し、結果魚が口を使う。
これを「釣った」という。
経験がものをいう。
この、「読み」を意識するようになってさらにその「読み」が当たるようになるまでが果てしなく長い。

ほとんどの人はそこにたどり着く前に竿をしまいこんでカビを生やしてしまうんではなかろうか。

バス釣りに最も大事な事はロッドでもリールでもルアーでもラインでもない。

状況をいかに読むか。

それが最も釣果を左右する最大のプロセスだと初心者目線で思うわけです。

そしてそこからが

バス釣りの第二段階、この垣根を越えたものこそバス釣りの本当の楽しさを知る事になる。
(はずである、自分もやっとここに立てるようになったばかりなのでわかりません)

「釣った」理由も「釣れなかった」理由もわかるようになるので無駄がなくなり浪費がストップし始めるのもこのころ。
ボトムを読めるようになるのでロストも減る、キャストも上手くなるのでキャスト切れも無くなる。
坊主も減る。

さぁ初心者諸君。

頑張ってこの垣根を超えようではないか。