2U型エンジンにはオイルの流れる順路が違う2タイプあります。

 

パーシャルフローとフルフローです。

 

パーシャルフローはオイルエレメントを通過せずにクランクシャフトを潤滑するため

 

クランクピンにダメージを受けている物が非常に多いです。

 

フルフローはそのあたりが改善されているので、クランクシャフトの状態は良いです。

 

どちらを選ぶかは、何を求めるかで判断すれば良いと思います。

 

自分のパブリカは970ccはフルフロー、エコ耐を走ったノーマルはパーシャルフローを使っています。

 

前期ヨタハチで考えた場合、オリジナルを重視するならパーシャルフロー、耐久性と安心を重視するならフルフローかな。

 

どっちも重視したい人はパーシャルフロー改フルフローとなります。

 

 

↑オイルエレメントの蓋です。左がパーシャルフロー 右がフルフロー

見た目が違うので、ボンネットを開けた瞬間に判断できてしまいます。

 

オリジナルにも拘りたいし、安心も欲しい方のために一瞬では気づかれないように対策してみました。

 

オイルパイプの太さが違うのでバンジョーボルトの太さも違います。

ここを拡大してネジ切りします。

ガスケット面と垂直が条件ですので、そっちもちゃんとしておきます。

 

 

出口の穴径が全く違うので拡大します。

 

ウェットブラストして綺麗にしたら完成です。

 

気にしてる人、それぞれの違いを知ってる人が、あ~なるほどね、と思うだけの内容ですので

 

特に、皆さんコレやりましょう!という案内ではありませんが。

 

他にも違うことは沢山ありますが、これをしておけば

 

 『んっ これはどっちだ?こんなのあったっけ?』

 

とバレるまでの時間稼ぎと話題の一つに貢献してくれるでしょう。