潤滑に使わなかったオイルだけをオイルクーラーに流すシステムを作ってみたので
自分のパブリカでテストしてみました。
このアングルで見るとやり過ぎなサイズと場所ですが
着地したらナンバーの影に隠れてそんなに目立ちません。
夏の耐久レースで使えるかどうかのテストも兼ねてるので
ヨタハチレーシングと同じ大きさのクーラーです。
張り切って交換してドキドキしながらエンジン始動すると
アイドリングで3キロくらいでホッと一安心したのも束の間、
オイルクーラーが満タンになった頃にはどんどん油圧が上がって
30秒くらいで油圧が7キロ以上に・・・
自分の設計の何が間違っているのか純正と試作品を見比べて、オイルの流れやリリーフした時の動きなんかを
想像して思いつくことを順番に追加工して何度も実験を繰り返しました。
↑ピストンの内外で圧力差がでないよう溝を追加しました。(純正にはあるけど重要視してなかった・・・)
おそらく閉じ込められた空気が圧縮されたか、隙間から流れ込んできたオイルの逃げ場がないかで
ピストンが動きたくても動けない状況だったのでしょう。
理由が分かれば当たり前のことなんですけど・・・
余分なオイルは全てオイルクーラーに流す予定でしたが
オイルクーラーの方もけっこう抵抗があるようで通常のリリーフもさせることにしました。
それでもなかなか追加工に見合った結果が出ないので挫けそうになったのと時間切れで初日は終了。
一晩寝て翌朝、スプリングを交換したら あっさり解決!
自分の考えと追加工した内容とスプリングの変化で、全て納得できたので満足できました。
↑オイルクーラー無しバージョンや純正システムバージョン、ホース解放でどれくらい流れるか等、
いろんな実験をやりました。
3キロのリリーフでオイルクーラーへ流れて4キロのリリーフで純正同様もう一度ポンプに吸い込まれる仕様になりました。
涼しい時間帯のテストだったので60℃以上にはならず。
このエンジンは普通に走ってるだけで油温が90℃くらいになってしまうエンジンなので
それがどくれくらい冷えてくれるのか楽しみです。
次は先日のオフ会で話題になった点火時期を煮詰めてみようと思います。