2024年18冊目

7月26日

『殺した夫が帰ってきました』桜井美奈


初めて読む作家さん。
正直面白いのか少し微妙に不安だった。
けど、めーっちゃ面白かった!
最後はまさかの展開だらけだった。
ハラハラドキドキ止まらない小説でした。



あらすじ
都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉菜。茉菜は取引先に勤める穂高にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉菜が帰宅しようとすると家の前で穂高に待ち伏せをされていた。茉菜の静止する声も聞かず、家の中に入ってこようとする穂高。
その時、二人の前にある男が現れる。男は茉菜の夫を名乗り、穂高を追い返す。男は茉菜の夫・和希だった。しかし、茉菜が安堵することはなかった。なぜなら、和希はかつて茉菜が崖から突き落とし、間違いなく殺したはずで…。
秘められた過去の愛と罪を追う、心をしめつける筆者新境地のサスペンスミステリー。

















以下、ネタバレあり






   
 

殺したはずの夫が戻ってきて一緒に暮らして、しかもその夫のDVに苦しめられてたはずなのに、記憶無くした夫は前の記憶がない。
いつ記憶が戻るかドキドキしながら楽しく過ごす茉菜。
でもその夫はたまに怪しい行動をしていて(警察と会ってたりとか。)
ホントは記憶戻してるのではないか?とまたドキドキ。

そんな時、警察が来て夫の死体が見つかった。

じゃあ、今まで一緒に探してる人は??
仙台の警察に行く。
警察に殺したことがバレるのでは?とかでまたドキドキ。

そしてとうとう、一緒に暮らしてた夫の正体がわかるとき、茉菜の正体も。
まさか本当の茉菜は亡くなっている。東北の震災で津波に流されて。
茉菜を名乗ってたのは、上坂愛(まな)しかも、母親からは育児放棄され戸籍もなく学校もいったことのない不遇な人生。

なんか色々と大展開だらけ。
すごい面白い。
なんだか感動もする。

初めて読んだ作家さんだけど面白かったから他の作品も読んでみようかな。