2024年17冊目

7月19日 

『傲慢と善良』辻村深月


大好きな辻村さん。
やっぱり面白い。めっちゃ一気読みしてしまった。
途中、モヤモヤした終わり方になるかとおもったけどそんな事なくめっちゃスッキリなラストでした!

あらすじ
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。彼女はなぜ姿を消したのか。浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源。圧倒的な指示を集めた恋愛ミステリの傑作が、ついに文庫化。













以下、ネタバレあり












最初は、架目線で進む。
なんとなくスッキリしない終わり方?と思って読み進めるがだんだん架の気持ちも変わってきていることに気がついて面白い。
婚活で知り合って結婚を決めた真実だったけど、本気で好きになってるっぽい。

後半は真実目線。
なんかもう自分のこと?って思えるくらい共感出来るところが多かった。
なんか、うん、わかる、わかる!みたいな。
そして仙台にボランティアに行ってそこで知り合うヨシノさんとか耕太郎とか他の小説に出てきてたじゃん!みたいな。
こういうコラボはとても面白い。
「青空と逃げる」に出てきた早苗さん親子とかね。

そして最後はちゃんと架と話せてしっかり結婚もしてなんか良いお話だったなーってとてもスッキリした。

後味の良い面白いお話だったー。

恋愛ミステリってこういうのなのね。