2024年14冊目

6月9日

『BUTTER』柚月麻子

想像とちょっと違ったけど面白かった。
あれ?なんか聞いたことある事件?と思ったら実際の事件を元に作られたのかな?
とても面白かったし、なんだか美味しいものをとても食べたくなってしまう作品でした。

これはぜひみんなに読んでもらいたい。


内容

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に〈あること〉を命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。













以下、ネタバレあり
















 すごい美人でもないのに、男の財産を奪う。でも美味しいお料理をふるまったりしている。
カジマナ。
週刊誌記者の里佳がカジマナと面会できるようになってからなんかどんどん変わっていく。それにどんどん引き込まれていく。
バター醤油ご飯とかめっちゃ美味しそうと私も引き込まれる。子どもの頃食べてたバター醤油ご飯とはまた違う食べ方。
美味しい物を食べたいだけ食べれるってどんなにステキなことなんだろう。
なんかそっちにばかり意識がいってしまい、本当にカジマナは犯人なんだろうか?って思ってしまう。
あと里佳の友達の伶子もカジマナに翻弄されている。
なんか最初読み始めた時はこんな展開になるとは全く思わなかった。
最初と最後で全然違うお話だったのでは?と思ってしまったのは私だけなんだろうか…

そして木嶋佳苗の事件とどれくらい似ているのだろうか…