2024年6冊目

3月28日

『希望の糸』東野圭吾


なぜ今1番読まれてるのかあなたに確かめてほしいと帯に書いてあったけど、本当にそう思った。
めっちゃ面白かったし、読み終わった時に心が温かくなりました。


あらすじ

小さな喫茶店を営む女性が殺された。
加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。
彼女の不可解な行動を調べると、ある少女の存在が浮上する。
一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。
彼の遺言書には意外な人物の名前があった。
彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。
















以下、ネタバレあり

もしかしたらけっこうなネタバレかも。

本読みたい人は見ない方が良いと思います。



















ただの殺人事件なのかと思った。

でも全然違った。

半分くらいで犯人わかるし。

でも本当の動機というか、何かを隠している。

それを松宮刑事が探っていく。


なんか色んなことが複雑だった。

全員相手のことを思っている。

殺されてしまった弥生はとても優しい人。

弥生の元旦那綿貫もクールな感じかと思ったけどそうじゃない。


そして弥生との間に何かを隠していた行伸。

行伸と亡くなった妻怜子の間には2人の子供がいたけど震災で亡くなってしまい、もう1人子供を作る。

この子の出生の秘密(受精卵の取り違い)が発覚。


なんか色んなことが目まぐるしくてでも全てが繋がって、最後に親子関係がうまく行かなくなっていた行伸とこの子が最後に元の良い親子関係に戻る。


色んなことが繋がってしかも色んな希望。

希望の糸という意味がとても深いなと思った。