2024年3冊目

2月16日

『クレオパトラの夢』恩田陸


神原恵弥シリーズ。
とても面白かった。
H市はとてもわかりやすく函館市 笑
前作のMAZEはなんとなくわかるけど、???と言うところも多数あったけど、これは最後まで面白かった。

あらすじ
北国のH市を訪れた神原恵弥。
不倫中の双子の妹を連れ戻すという名目の裏に、外資製薬会社の名ウイルスハンターとして重大な目的があった。
H市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。
人々の欲望を掻きたててきたそれは、存在自体が絶対の禁忌(タブー)であった――。












 以下、ネタバレあり
















神原恵弥に双子の兄妹なんていたかしら?

前作で触れられていたかは思い出せない。

でも双子の妹、和見を連れ戻すというミッションのもとH市を訪れるのだけど、和見の彼氏が亡くなっている。

「クレオパトラ」という得体の知れないモノを探すというもう一つのミッションを追っていくのだけど、関係ないと思っていた和見が関係していたりで面白かった。

次が気になってサクサク読んでしまった。

結局、クレオパトラはなかったようだ。

天然痘というウィルスとワクチン。それのようだけど。

新型コロナが広まるだいぶ前に書かれているこの小説だけどなんかとても現実的に感じられてしまいました。