※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:N
逃げ込んだ先の喫煙室に、翔さんと潤くんがいた。
何気なさを装って「おはよう」と言いあう。
潤くんを見て、胸が"ちくん"とした。
……そんな自分が、物凄く嫌になる。
……そんな自分が、物凄く嫌になる。
目の前の2人は、オレの表情を観察していた。
潤くんはわからないが、翔さんは間違いなくリーダーのラジオを把握している。
潤くんはわからないが、翔さんは間違いなくリーダーのラジオを把握している。
S「こっちにおいで」
N「……うん」
翔さんがオレを横に座らせた。
煙草を持っていないほうの手で、オレの背中を優しく撫でてくれる。
煙草を持っていないほうの手で、オレの背中を優しく撫でてくれる。
S「無理はしなくていい。ニノはこれからどうしたい?」
N「……」
N「……」
無駄なことは一切問わず、オレの意思を確かめてくる。
潤くんは、そんなオレたちをぽかんとした様子で見ていた。
たぶん口を挟もうにも、翔さんの気配を敏感に感じ取り、何にも言えなかったんだろうね。
潤くんは、そんなオレたちをぽかんとした様子で見ていた。
たぶん口を挟もうにも、翔さんの気配を敏感に感じ取り、何にも言えなかったんだろうね。
S「今まで通りでいくか?それとも少し引いてみる?」
N「……あのさ」
S「うん」
N「……あのさ」
S「うん」
翔さんが、優しい目をしてオレを見てる。
たぶん、オレがどっちを選んだとしても、全力で支えてくれる気なんだろうな。
たぶん、オレがどっちを選んだとしても、全力で支えてくれる気なんだろうな。
N「オレはどちらを選ぼうとも、たぶん辛い。だったら、リーダーが笑ってられる方の辛さを選ぼうと思うんだ」
S「そうか」
N「うん。その方が嵐としてはメリットがあるでしょ」
S「ニノはエライな。グループの事を一番に考えてくれてありがとう」
S「そうか」
N「うん。その方が嵐としてはメリットがあるでしょ」
S「ニノはエライな。グループの事を一番に考えてくれてありがとう」
なんでかなあ……。
なんで翔さんはそんなに優しいんだろう。
なんで翔さんはそんなに優しいんだろう。
オレのことを思っての言葉に、思わず泣きそうになる。
すべてわかってるのに、こんな選択をしなければならないこと自体を怒ってもいいはずなのに、翔さんはオレを怒らない。
それどころか、褒めてくれる。
少しでもオレに自信を与えようとしてくれるんだ。
すべてわかってるのに、こんな選択をしなければならないこと自体を怒ってもいいはずなのに、翔さんはオレを怒らない。
それどころか、褒めてくれる。
少しでもオレに自信を与えようとしてくれるんだ。
S「なあ、久しぶりにオレとイチャイチャしよっか♪」
N「なによ、それ。翔さん、そういうのキライでしょう」
S「嫌いじゃないよ。ニノとなら面白いし、オレ結構好きなんだと思うよ」
N「なによ、それ。翔さん、そういうのキライでしょう」
S「嫌いじゃないよ。ニノとなら面白いし、オレ結構好きなんだと思うよ」
柔らかい声で言いながら、オレの頭をワシャワシャと撫でてくる。
うん、昔っから変わらない。
翔さんの子ども扱い。
三十を超えたいい大人なんだけど、ちっとも嫌じゃないのは翔さんだから。
翔さんの子ども扱い。
三十を超えたいい大人なんだけど、ちっとも嫌じゃないのは翔さんだから。
N「……面白いかな?」
S「面白いさ!じゃ、決まりな」
翔さんが楽しそうに笑うから、つられて笑ってしまった。
その目はいたわりに溢れている。
翔さんにはいつも見守られてるって感じるんだよね。
その目はいたわりに溢れている。
翔さんにはいつも見守られてるって感じるんだよね。
M「なあ、俺も混ざりてぇ!」
今まで黙って聞いていた潤くんが我慢しきれずに参戦してきた。
S「お前はダメ!」
M「なんで!?」
S「やり過ぎるから」
M「ぅぐっ!」
N「……ぷっ」
M「なんで!?」
S「やり過ぎるから」
M「ぅぐっ!」
N「……ぷっ」
やっと会話にはいれて嬉しそうな潤くん。
だけど翔さんは容赦ない。
あんまりにも核心をつくことを言うから、潤くんが情けない顔をした。
それが面白くって、笑いをかみ殺しきれなかった。
だけど翔さんは容赦ない。
あんまりにも核心をつくことを言うから、潤くんが情けない顔をした。
それが面白くって、笑いをかみ殺しきれなかった。
M「ニノ!笑うなっ!」
真っ赤になった潤くんに怒られてしまった。