※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:O
O「好きだ」
N「やっ、やめてよっ!リーダー、なに言い出すんだよ!」
O「おれバカだからさ、自分の気持ちにさえ気づいてなかったんだ」
N「空気にのまれんの反対!」
M「リーダーがまじめに話してんだから聞いてやれよ」
松潤がおれの方を見て軽くウインクしてきた。
この間あんなに怒らせたのに、おれをフォローしてくれる。
ほんと、イイ男だよ。
この間あんなに怒らせたのに、おれをフォローしてくれる。
ほんと、イイ男だよ。
A「ニ~ノ、リーダーはちょっとやそっとじゃ逃げないから、怖がらなくて大丈夫」
相葉ちゃんは、逃げ腰になっていたニノの肩をポンポンと叩いて安心させてくれようとしている。
N「みんなどうしちゃったのさ。リーダーが男なんて好きになるはずないでしょ。ましてやオレなんか問題外だよ」
M「カズ、もういいだろ。もちろん激ニブなリーダーがどう考えたって悪いけど、お前だってちゃんと向き合えばよかったんだよ」
N「……むきあ…う?」
M「ああ、『ちゃんと自分を見てほしい』とか、寂しいんだったら『寂しい』って伝えるってことをさ」
M「カズ、もういいだろ。もちろん激ニブなリーダーがどう考えたって悪いけど、お前だってちゃんと向き合えばよかったんだよ」
N「……むきあ…う?」
M「ああ、『ちゃんと自分を見てほしい』とか、寂しいんだったら『寂しい』って伝えるってことをさ」
カズの顔から表情が抜け落ちた。
「ハハハ……」と乾いた声が漏れる。
「ハハハ……」と乾いた声が漏れる。
……カズ?
N「お情けで付き合ってもらってんのに、『寂しい』って言え?そんな怖いことできるわけないでしょう」
みんなハッとした。
カズの顔が辛そうに歪んでいる。
カズの顔が辛そうに歪んでいる。
N「オレ、付き合ってすぐに、1年だけって決めたんです」
A「ニノ?」
N「だからもう、ゲームオーバーなんだよ」
A「ニノ?」
N「だからもう、ゲームオーバーなんだよ」
無理に笑うニノは、痛々しかった。
おれ、もう遅かったのか?
おまえにおれの気持ちが届かないくらいに、傷つけてしまったのか?
だけど――。
だけど――。
O「でもおれ、カズが好きだ」
N「だからもう終わりなんです」
O「うん、カズがもうおれのことが好きじゃくても、おれはカズが好き。この先も、ずっとずっと、カズが好き」
N「…っ!」
カズが泣きそうになっている。
それでも必死で否定する。
それでも必死で否定する。
N「ちがう!リーダーはオレなんかを好きになるはずないでしょ!」
O「なんかっていうなよ。カズ、好きだよ」
N「だから違うんだよ!そうだ、リーダー、元カノとヨリ戻したでしょ?」
O「カズっ!」
O「なんかっていうなよ。カズ、好きだよ」
N「だから違うんだよ!そうだ、リーダー、元カノとヨリ戻したでしょ?」
O「カズっ!」
今の今までいっさい触れてこなかったくせに、こんな時に確認してくるなんて、それは無いだろ。
N「いいじゃん、これで前と同じ。なんにも変らない」
O「おれはオマエが好きなんだ。元カノとヨリなんか戻すハズねえだろ」
O「おれはオマエが好きなんだ。元カノとヨリなんか戻すハズねえだろ」
ムッとして言い返せば、不思議な表情をしたカズが、それでもおれの気持ちを否定する。
N「ちがう!違うよ!リーダーの『好き』は違うんだって!」
O「違わない!オレはカズが好きだ!誰にだって胸張ってそう言える」
N「やめて、お願い……やめて……。オレを、惑わせないで……」
O「……カズ?」
O「違わない!オレはカズが好きだ!誰にだって胸張ってそう言える」
N「やめて、お願い……やめて……。オレを、惑わせないで……」
O「……カズ?」
身を守るように自分自身を抱き締めたカズが、その場にうずくまった。
……震えている、のか?
……震えている、のか?
すると、今まで一言も声を発さなかった翔くんが口を開いた。
S「なんでそんなに狼狽してんだよ。智君がお前に「好きだ」って言ってるんだぞ。良かったじゃないか、素直に受け取れよ」
N「そっ、それは……」
S「どうして智君の『好き』を受け取らないのか、理由を言えば?」
N「理由……なんて……」
S「言えよ」
N「何もない……ってば」
S「お前が言わないんだったら、俺が言ってやるよ」
N「そっ、それは……」
S「どうして智君の『好き』を受け取らないのか、理由を言えば?」
N「理由……なんて……」
S「言えよ」
N「何もない……ってば」
S「お前が言わないんだったら、俺が言ってやるよ」
明らかに慌てだしたニノが「やめて」と言い終わる前に、翔くんが怒気をはらんだ声で言った。
S「お前が俺たちに黙っていなくなろうとしているからだって!」