※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:M
ニノが自分の膝枕で眠っているリーダーを優しい眼差しで見ている。
時折、リーダーの頭を愛おしそうに撫でては、笑顔をこぼす。
俺たちのグループは基本的にみんな穏やかで優しい。
その中でも、特にニノは揉め事が嫌いで、何をされても怒ることなんてしない。
その中でも、特にニノは揉め事が嫌いで、何をされても怒ることなんてしない。
そんなニノだけど、テレビでは結構演じている。
グループの中にそういうタイプもいた方がいいと思って、誰にも言わず自らやりだした。
グループの中にそういうタイプもいた方がいいと思って、誰にも言わず自らやりだした。
もちろん最初は戸惑ったが、今ではもうそういうキャラだと思って慣れた。
たまに、テレビ通りの人物だと勘違いした共演者とかに失礼なふるまいとかをされたりするが、本人は全くといっていいほど気にしていない。
まあ、あんまりひどい場合には俺たちがニノに見つからないように、きっちりと報復するんだけどな……。
たまに、テレビ通りの人物だと勘違いした共演者とかに失礼なふるまいとかをされたりするが、本人は全くといっていいほど気にしていない。
まあ、あんまりひどい場合には俺たちがニノに見つからないように、きっちりと報復するんだけどな……。
O「……ふああ」
N「ごめん、起こしちゃった?」
唐突に起きたリーダー。
ちょうど頭を撫でていたニノは、自分が起こしてしまったと思ったみたいだ。
O「ううん、ちがう。何となくだ」
N「そう?……なら良かった」
N「そう?……なら良かった」
ニノはホッとしている。
リーダーは起きた筈なのだが、ニノの膝から降りる気はないらしい。
リーダーは起きた筈なのだが、ニノの膝から降りる気はないらしい。
ニノの太ももにすりすりと頬をこすり付けながら、ハーフパンツからのぞいている膝小僧を円を描くように撫でている。
N「ふふ、リーダーくすぐったいよ」
O「んー、でもカズの太ももも膝も肌がツルツルで気持ちいいんだもん」
N「仕方ないなあ」
O「おう、あきらめろ」
O「んー、でもカズの太ももも膝も肌がツルツルで気持ちいいんだもん」
N「仕方ないなあ」
O「おう、あきらめろ」
『どこのバカップルなんだ』と言いたい状況なのだが、2人は付き合っているわけではない。
昔っからこんな感じだ。
昔っからこんな感じだ。
さっきからずっとニノにセクハラしているリーダーを見ていたら、リーダーが俺に視線を向けてきた。
ニヤッ
O「カズ、ついでに耳掃除もやって」
N「しょうがないなあ」
N「しょうがないなあ」
俺と目をあわせたままニノに甘えたリーダー。
絶対に俺に見せつけるためのおねだりだ。
まったく、仕方がねえヤツ。
深く息を吐き、あきれた目で見返してやった。
全然こたえちゃいねえがな……。
リーダーのニノに対する独占欲は、誰も止めようがない。
そんなどうしようもない欲をリーダーから向けられていることに全くといって気づいていないニノは、リーダーに対して尊敬の念を抱いている。
ニノからもリーダーに対する恋心が見え隠れしているが、リーダーに対して邪な思いを持つ自分を律しているんだよな。
敬愛する先輩に対して、そんな思いを持つ自分に嫌悪感すら持っている節がニノにはあった。