※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:S
ニノはイタズラを仕掛けるのが大好きだ。
メンバーならば誰もがその被害にあったことがある。
そのメンバーの中でも、一番の被害者はダントツで智くんだ。
俺とか松潤だったら絶対に怒るようなことでも、その包容力で全部許してしまうからニノも安心してイタズラできるんだろう。
俺とか松潤だったら絶対に怒るようなことでも、その包容力で全部許してしまうからニノも安心してイタズラできるんだろう。
でも、そのニノでもだいぶ若い頃に番組の企画で仕掛けたドッキリ、通称『ニノ嵐』はやりすぎたと反省したようだ。
だって、智君がいつものようにニノとじゃれあってたら、突然吐血するとか……マジありえないからね。
しかも、ニノのあの演技力だ。
しかも、ニノのあの演技力だ。
あの時の智くんの呆然とした顔は、一生忘れない。
そしてオンエアではカットされてたけど、ニノが仕掛けたドッキリだとわかると、怒るよりも安堵して泣き出した智君にはニノも慌ててひたすら謝っていた。
そしてオンエアではカットされてたけど、ニノが仕掛けたドッキリだとわかると、怒るよりも安堵して泣き出した智君にはニノも慌ててひたすら謝っていた。
だからニノは、その手のドッキリだけは絶対にしない。
また智君に泣かれるのだけは勘弁してほしいからね。
また智君に泣かれるのだけは勘弁してほしいからね。
そんな懐かしい出来事を思い出してたら、智君が楽屋に入って来た。
S「おはよ」
O「……はよ」
O「……はよ」
まだ他には誰も来ていないから、2人っきりだ。
智君が定位置に座るのを待って声をかけた。
智君が定位置に座るのを待って声をかけた。
S「あのさ、ニノのイタズラに智君は怒ったりしないの?」
O「……怒る?ああ、翔くんにはカズがそう見えるんだね」
S「ごめん、言ってることがわかんない」
O「えっとさ、カズがイタズラするときは顔見ればわかるから、別にどうってことないんだよ」
S「……なんか違いがあるっけ?」
O「うん、目が違う」
O「……怒る?ああ、翔くんにはカズがそう見えるんだね」
S「ごめん、言ってることがわかんない」
O「えっとさ、カズがイタズラするときは顔見ればわかるから、別にどうってことないんだよ」
S「……なんか違いがあるっけ?」
O「うん、目が違う」
……ごめん智君、俺には違いがわからない。
ニコニコとしている智君にあわせて俺も笑った。
ニコニコとしている智君にあわせて俺も笑った。
集合時間が近づくに連れて、相葉君、松潤、ニノの順で楽屋に入って来た。
全員揃ったところで時間になり、スタッフが呼びに来る。
さあ、仕事の始まりだ――。
さあ、仕事の始まりだ――。
今日の仕事も無事に終了した。
楽屋に戻り、みんな着替え始める。
いつものように、ニノがさっさと着替え終わった。
今日はすぐに帰るんだろうか?
それとも智君が着替え終わるのを待って、一緒に帰るのだろうか?
……と思っていたら、ニノの様子がなんだかおかしい。
それとも智君が着替え終わるのを待って、一緒に帰るのだろうか?
……と思っていたら、ニノの様子がなんだかおかしい。
N「リーダー……あのさ」
O「どうした?」
O「どうした?」
智君の側に近寄ったニノは、俯きながら智君をチラチラ見ている。
普段であれば絶対にしないであろうニノの仕草に不穏な気配を感じる。
普段であれば絶対にしないであろうニノの仕草に不穏な気配を感じる。
ふと横を見れば、相葉君も松潤も着替えの手を止めて、2人に注目している。
N「オレ……ね」
O「うん、なに?」
O「うん、なに?」
言いあぐねているニノを優しく促す智君。
俺達3人は固唾をのんで見守る。
俺達3人は固唾をのんで見守る。
N「他に好きな人……できた」
O「……」
S「っっ!!」
A「っっ!!」
M「っっ!!」
O「……」
S「っっ!!」
A「っっ!!」
M「っっ!!」
あまりの衝撃的な告白に、誰も声がでなかった。
智君の微笑みが固まっている。
ニノはそんな智君をじっと窺っている。
ニノはそんな智君をじっと窺っている。
永遠に感じられるような時間が流れた――。