※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:N
潤くんが、発売日だからソワソワしている。
正直オレにはその感覚がわからない。
コンサートとかなら目の前にお客さんがいるから、まだわかる。
反応が直で返ってくるもんね。
コンサートとかなら目の前にお客さんがいるから、まだわかる。
反応が直で返ってくるもんね。
だけど、CDの発売なんて、もう出来上がってるんだし、ましてや結果がでるのはしばらく経ってじゃない?
だからいくら今日ソワソワしようがおんなじなのにね?
だからいくら今日ソワソワしようがおんなじなのにね?
なんで潤くんはあんなにドキドキしてるんだろう?
心臓にあんま良くなさそうだよ……。
心臓にあんま良くなさそうだよ……。
顔を上げたら、楽屋の中にはオレとリーダーの2人だけだった。
オレは雑誌を読んでいたリーダーに近づき、聞いてみた。
N「リーダー、今日、何の日か知ってる?」
O「あ?……なんか、あったっけ?」
N「だよね。聞いたオレが馬鹿でした……」
O「あ?……なんか、あったっけ?」
N「だよね。聞いたオレが馬鹿でした……」
そのまま離れようとしたら、リーダーが慌ててオレの腕をつかんできた。
めずらしい。
めずらしい。
O「……つ、付き合い始めた記念日とかだったり?一カ月?」
リーダーが自信なさげに答えた。
N「……誰の?」
O「誰のって、おれとおまえ以外に誰がいんだよ」
N「……え?」
O「『えっ?』って、おれが覚えてなかったから怒ってんのか?でも、おまえもそんなん気にするタイプじゃないだろ?」
N「もちろん気にはしませんよ」
O「だよな!よかった」
O「誰のって、おれとおまえ以外に誰がいんだよ」
N「……え?」
O「『えっ?』って、おれが覚えてなかったから怒ってんのか?でも、おまえもそんなん気にするタイプじゃないだろ?」
N「もちろん気にはしませんよ」
O「だよな!よかった」
再び雑誌を読もうとしたリーダーを、今度はオレが止めた。
N「その……リーダー?オレと付き合ってんの?」
O「何言ってんだ?どっきりか?」
N「……」
O「おい……何で答えないんだ!」
O「何言ってんだ?どっきりか?」
N「……」
O「おい……何で答えないんだ!」
リーダーの声が一気に低くなった。
N「いつから?」
O「こないだ、おれが『付き合うか?』って聞いたら、オマエ『はい!』って言ったじゃん」
N「あっ……あれは酒の席の話じゃないんですか!?」
O「酒の席だろうが、おれは本気だ!」
N「///」
O「いやなのか?」
N「やじゃないです!」
O「じゃあ、今度こそちゃんと付き合おう」
N「はい///」
O「こないだ、おれが『付き合うか?』って聞いたら、オマエ『はい!』って言ったじゃん」
N「あっ……あれは酒の席の話じゃないんですか!?」
O「酒の席だろうが、おれは本気だ!」
N「///」
O「いやなのか?」
N「やじゃないです!」
O「じゃあ、今度こそちゃんと付き合おう」
N「はい///」
リーダーが複雑な顔をしてオレを抱き寄せたから、思わず笑ってしまった。
O「なんだよ!笑うなよ。今度は忘れんなよ!」
N「ふふふ、絶対に忘れませんよ。なんたって『Sakura』が咲いた日なんですから」
O「???」
N「ふふふ、絶対に忘れませんよ。なんたって『Sakura』が咲いた日なんですから」
O「???」
不思議そうな顔をしたリーダーに、付き合ってはじめてのキスをした。
Fin