※注意!妄想です!BLです!苦手な方はお戻りください。
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Side:O
無言で楽屋の定位置まで戻ってきたおれは、そのまま座る。
そして、考えた――。
さっきまで、おれと距離を置いて、よそよそしくしていたカズが、翔くんと楽しそうにじゃれてた。
……じゃれてたんだよな?
ちちくりあって……
ちちくりあって……
……なんか、たまるかっ!!
己の中で、嫉妬の炎が燃え盛るのが分かった。
もし、
もしもの話。
もしもだかんなっ!
カズが翔くんを、す……すきだなんて、いっ……言ったとしても、ずえったいに、認めてやんないっ!
おれは、そんなに物わかりがよくないんだっ!
それに、諦めるなんて、だれがするもんか!
カズに面と向かって、「大キライ!」って言われるまで押しまくってやる!
場合によっては、言われても押して押して押しまくる!
場合によっては、言われても押して押して押しまくる!
おれは、伊達にお前らより年くってないんだからなっ!
見てろよカズ!
大人のホンキ、見せてやるからな。
大人のホンキ、見せてやるからな。
ふふふふふ……
近くでおれを見てた相葉ちゃんと松潤が、「リーダーが黒い笑顔になってる……」と言いあってたのなんか、知るよしもなかった。