私はバンド活動にのめり込んでいた時期もあるので、NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」を楽しんで視聴しています。
で、今朝の福来スズ子と水城アユミのステージ対決は見事な対比でした。
観客の盛り上がりの演出に大きな違いがあったので、福来スズ子の圧勝という感じでしたが、その演出がなくても、実力の大きな違いが見事に表現されていたと思います。
水城アユミのステージは、歌も踊りも一生懸命さや迫力が伝わってくるのですが、力みがあり、いくらステージを走り回っても、空間が閉じている感じ。
福来スズ子のステージは、歌わずとも立ち姿だけでも空間全体に気が解放されている感じ。
身体から放たれる空気に透明感があるんですよねえ。
表情筋も水城アユミは硬く、福来スズ子は柔らかい。
歌う前にちょっと話して観客を笑わせるのは落語の枕のようで、そこからド~ンと歌いだすんですから、反則技ではありますが
福来スズ子役の趣里さんはバレエで世界を目指していただけあって、正中線の通りとしなやかさが素晴らしいですね。
これ、私が目指している剣道も 福来スズ子の方なわけです。
気迫とパワーとスピードで圧倒しようと相手と対立する剣道ではなく、空間と相手とも調和して無理無駄なく立つ剣道。
ドラマとは言え、気持ちのいいものを見せていただきました
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