同じ人と2分30秒の立合を3回行った(1分のインターバルあり)。

1時間後にビデオを見直す。

 

一回目:

うまくいかない。打たれずに打ちたいという意識が強い。張り合ってしまっている。動きにも角がある。間詰めも刻みが大きい。良い反応をしている機会もあったが、防御意識が邪魔して捨てきれないので技が成立しない。打たれてないだけで全然ダメ。卑しい。

 

2回目:

インターバル中に自分の全身の脈拍に集中する。前半はまだ意識が強い。後半になってきて意識を薄めて無意識優位になってゆくと良い技が出だす。

 

3回目:

インターバル中に自分の全身の脈拍に集中する。心が深いところに落ちる。終始無意識優位になる。ゆったりしつつ不思議な技がどんどん出る。中でも今日一番は、相手の小手面の連続技の面に対しての小手技。狙っては打てない技。「こんなの打てたか~」と味わいながら残心。

 

 

打たねばならぬ、攻めねばならぬ、打たせてはならぬ等々の意図が入ると剣道が卑しい。

我が剣は、意識を薄めて潔く。