日常生活も含めた日々の稽古メモ
(自分の日常稽古について時々書いておこうと思います)

 

一人稽古で突きを何度も稽古してるが、「あれ?握りを締めない方が突きやすい」と感じたので、対人稽古でも試してみた。

 

やはり、手の内を絞り込もうとか締めようとかしない方が良いと感じた。

 

一般的な握りの左手小指の半掛けは、突いたときにしっかり突けると何度も聞いたこともあったので、「締めよう」という思い込みが強くなってしまっていたのかもしれない。

 

何十年も前に「自分が構えた竹刀を他人が剣先を摘まんで引っ張るとスポッと抜けるぐらいに柔らかく持つ」とどこかで聞いたことがあるが、そんな感覚で突く方がスッと突ける。

 

その感覚だとすり足のまましっかりつけるし、不必要に強く突くこともなく、突き垂に当たってから少し柔らかくグッと押すだけの感覚を得た。

剣先で突き垂の柔らかな動きさえ手の内に伝わってくるように突けた。

 

また、静かにスッと突けるので初動も静かでいられる。

相手への強い衝撃もないのにこちらの重さはしっかり相手に伝わる感じだ。

 

色んな教えがあるが、言葉には限界があり、自分の感覚と他人の言葉は完全一致することはほとんどないのだと改めて思う。

 

やはり、「分かった人にだけ分かる」ということと「結果としてそうなる」が大事

 

自分で価値ある失敗の実験データを積み上げることだ。