「袴は前下がり後ろ上りで着付ける」と常識のように言われますが、私は着付ける時は骨盤が真っすぐ垂直になるか、ややもすれば骨盤後傾になる(紐を結ぶ手元を見るので顔が腹を向くから)ので、袴の裾は床に水平になるように着付けます。

 

着付け終われば、骨盤やや前傾の普段の姿勢に戻りますから、自然と袴は後ろ上りになります。(本ブログのプロフィール写真)

 

はじめから後ろ上りに着付けてしまうと、袴の後ろが上がりすぎてしまうのです。

 

袴が後ろ上りに見えるからと言って着付けをそうしているのではなく、骨盤やや前傾の自然な立ち姿になれば袴は後ろ上りになります。

 

袴を後ろ上りに着付けしないといけないというのは、自然な立ち姿も骨盤後傾の悪癖がある可能性もあるように思うのですがいかがでしょう。

 

現代日本人は骨盤後傾の姿勢になっている人が多いので、成人式などは姿勢が悪くてもカッコよく見えるように、はじめから袴を後ろ上りに着付けるのだと思うのですが、それが常識に置き換わっているような気もします(勝手な私見)

 

先日も「結果としてそうなる」と書きましたが、袴の着付けもそうなんじゃないかなと思っています。

 

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