『よい子への道』 | クラバートのブログ

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2010~すきまの時間に読んだ大切な本たち(絵本・児童書中心)のなかから選んで、紹介します。小学校の図書室を16年勤務後、現在も読み続けています。

この漫画の作者はおかべりかさん(1950.11.10~2017.7.8)弟さんはテレビでよくお見掛けする軍事評論家の岡部いさくさん。

月刊「おおきなポケット」で掲載されたものに新作を加えてまとめられたもので1は1995年に初版発行。

 

よい子への道 (福音館の単行本)

 

よい子への道 2 (福音館の単行本)

 

子どもたちはゲラゲラ笑ってページをめくっているのに、私は面白みが分からず、頭の固さを突きつけられた思いでございました。子どもたちが楽しいという気持ちを尊重しなくてはいけません。肩の力を抜いて。

 

約20年前、家庭文庫をされていた方々が「この本↑が実は一番人気があるの」と口々に言われていました。当時、図書館(もちろん図書館ごとに選書の基準は違います)、学校図書室には漫画作品は少なくて、手塚治虫のものと歴史漫画と『ハムスター日記』くらいで、

 

ハムスターの研究レポート 8 (ジェッツコミックス)

 

『はだしのげん』は問題提起され([2012年~]残忍な描写箇所があり、誤った歴史認識を子供に植え付ける云々)、倉庫にひっこめたり表に出したりしている状態でした。

 

〔愛蔵版〕はだしのゲン 全10巻