「アニカは とても おりこうです。ひとりでふくを きられるし、 ボタンもとめられます。〈中略)おかあさんが、まきばで
めうしの マイロスの おちちを しぼるときは、こえだで はえを おいはらったりもします。」
牧場の柵が壊れたので、アニカは隣の畑のクローバーを食べないようにマイロスっを見張る役を引き受けます。犬や通りかかったおじさんや小人さんたちに助けられながらも、きちんとつとめを果たして、おまけに小人さんたちと柵を直し、野いちごをお土産に持って帰ります。
主人公アニカの無邪気で一生懸命、柔らかい心と恐れをしらない前向きな姿が素敵です。アニカが絵本の世界から飛び出してきそうです。お父さんお母さんの暖かい存在がことばで描かれていなくても見えてきます。
おりこうなアニカ (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)
1,188円
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