昨日は、気象観測機器を製造している会社主催の講演会でした。



近年の豪雨事例と防災について、そして気象観測についてもお話をしました。



予報を組み立てる際にまず基礎になるのは、現在の気象を観測すること。

アメダス、ドップラーレーダー、気象衛星ひまわり、その他、海上や高層の観測データなどをコンピュータに入れて、
未来の大気の状態を計算していきます。



全国およそ1300地点でアメダス観測を行っていて、
降水量や気温、風、日照時間、積雪の深さを計測しています。


正しいデータを得るために、観測機それぞれ適切な設置場所を選ぶことが大切。


こちらは風向風速計
実際は、障害物のない開けた場所で、
10メートルの高さに設置されています。



こちらは、転倒ます型雨量計
雨が降ると下に落ちて、0.5ミリごとにシーソーのようにカタッカタッと傾きます。

風の影響を受けにくい低い所に設置が望ましいですが、
近年は1時間に80ミリとか100ミリとか
猛烈に降ることが増えていて
地面からの雨水の跳ね返りが入らないよう
設置場所の周りには芝を張り巡らせるなどの工夫が必要です。





観測機器の製造をしている光進電気工業の皆様と。



今回の講演に向けて
打ち合わせをみっちりして、観測について夜な夜な勉強して
予報の原点に立ち戻った感じです。



いつかまた天気予報を伝える機会があれば
学んだことを生かしたいところですニコニコ